治療にともなって、だいたい薬を飲みますよね。
もちろん、薬は大切な役割を担い、私たちは薬で助かっていることも事実です。
乳がんなどの治療にはホルモンをコントロールする抗がん剤が使われます。
女性の場合、女性ホルモンが抑えられると骨からカルシウムが溶けやすくなります。
だから、閉経後の女性に骨粗しょう症が多発するのです。
抗がん剤治療をしているとだんだん骨密度が低下していくという副作用がでてきます。
そうすると、一般的には医師などからこのように言われます
「牛乳や乳製品をとりましょう。サプリメントもいいですよ」と。
今たくさんの研究が進み、がんが発症した患者さんは、勉強をするようになります。
最近では、牛乳は発がんのプロモータになることがわかっています。とくにホルモンに関わるがん。
女性特有の乳がん、子宮がんです。
それを知らずに、相変わらず牛乳を摂る指導をする医師なども少なくありません。
サプリメントも逆効果になることが多々ありますので気をつけなければいけません。
指導を受けた患者さんは、乳製品はとりたくないし、どーしたらよいか悩んでしまいます。
ではどーするか
やはり日頃の食事で上手に摂るしかないのです。
カルシウムは、マグネシウムやビタミンDを一緒に摂ることが必要です。
私は乳製品以外でそれらを含む食品を組み合わせたレシピなど患者さんに伝えています。
ただただ、玄米菜食や、あれがダメとか、野菜を食べなさい。だけでは、ダメなんですよね。
症状に合わせて、食べ合わせが重要になることもあります。
見えないところに、薬の落とし穴があるもんなんですよね。