栄養学はまだまだはっきりしないことだらけ
今月
日本脂質栄養学会が、
「コレステロール値は高めの方が長生きで良い」とする指針をまとめた。
しかし、
生活習慣病の専門家が集まる日本動脈硬化学会は、LDLが高すぎると心臓病の要因になるため、食生活の改善や薬の服用により下げるべきだとしている。
2者の言い分は
日本動脈硬化学会は
「これまでの国内外の研究から、LDLが高くなるにつれて動脈硬化が進み、心臓病の発症率が上がることが分かっている。心臓病を起こしやすくなるLDL140以上を妥当と判断した」
日本脂質栄養学会は
「心臓病だけでなく、がんや肺炎などすべての死亡原因を含めると、現在の基準値の140より高い方が死亡者が少ない」と反論
「コレステロールは細胞の膜やホルモンを作る大事な成分。食事や薬でむやみに数値を下げるのはよくない」
さて、あなたはどっちを信じますか?
薬でコレステロール下げますか?
ちなみに、私は日本脂質栄養学会に1票!
コレステロールを含む食べ物で、どれだけコレステロールがあがるんだろう・・・
よく言うのですが
食べ物に含まれるコレステロールが影響するのはせいぜい20~30%
コレステロールを多く含むものを食べたから
コレステロール値があがるのではないですよ。
その場合は食生活全体、それこそ生活習慣全体を改善すればいいことです。
ちなみに薬の副作用で、性機能の低下(ED)や、心不全などがあるんです。
特に女性は、コレステロール値による疾患の影響は少ないので薬は要らない気がします。