サッカーの合間になりますが、ここらで結構真面目なネタを・・・。
第22回参院選の公示となりましたが、日本での選挙日に先駆けて
海外における在外選挙が本日6月26日から始まりました。
各国、各都市の日本大使館、総領事館で海外に住む日本国籍保持者で
『在外選挙登録』をした人は今日から7月3日までの間に投票することができます。
私は昨年パスポートを更新した際、この『在外選挙登録』を済ませ
その3ヶ月後に『登録証』が送られてきました。
この『登録証』とパスポートを持って、初めて選挙に行ってきました。
総領事館のあるビルは本日土曜の為、閉まっているんですが・・・
『在外選挙』とか書いてある腕章(これまたこちらでは見かけない;;)をした
総領事館職員の方がドアの所に立っていて『投票の方でしょうか?こちらへどうぞ』と
親切に案内してくれた。
投票の行われているフロアに着くとそこは『日本』 (笑)
背広の職員と腕章を巻いた人達、一斉に『おはようございます!』
思わず『お勤めご苦労様です』といいそうになった(笑)。
手順が分からんぞ!と思っていると、係りの女性がこれまた親切丁寧に教えてくれた。
要するにここで投票用紙を書いて、自分の住民票が発行されている市町村の選挙管理員へ郵送するってことね。
ま、郵送は総領事館が責任を持って送るんだろうけど。
(注:専用の二重封筒を渡されて投票者が封印するので誰も投票用紙を見ることはできない)
あぁ。。。もっと勉強してから投票に行くべきだったかも。
いろいろ考えてとある政党に入れたんだけど、
個人名を書くのはちょっと焦った。知らないし、まさか自分の名前書くわけにもいかないし;;;
好奇心と今後の為に係の人に聞いてみた。
『明日の日曜も投票所は開いているんでしょうか?』
答えは・・・『はい。日曜でも投票は受け付けております』
いや~、ご苦労様です。そして、ありがとうございます。私達海外在住者のために・・・
そして、投票所を出るとき、ビルを出るとき、そこにいる皆さんが
『ご苦労様でした』と立ち上がって言ってくれた。
ただそれだけの事だけど、目頭が熱くなった。
日本では当たり前に女性も学校に行けるし、
海外にいながらも当たり前のように政治に参加ができる。
日本では当たり前のように出来る事でも世界ではそれができない、許されない国が多々ある。
『Don't Take it for Granted 』 当たり前だと思うな。
私が海外移住して心底感じた事。
小さなことでもそう感じる事が出来るようになった自分を
ほんのちょっとだけ成長したかな?と思ったりしている(笑)