当地ではクリスマスとその翌日が連休となり、
２４日のクリスマスイブは午後３時までの短縮営業となる。
営業しない企業も多いので、仕事は暇かなぁと鷹をくくっていたら結構忙しくてびっくり。
１時間の残業をしてしまった。まぁ、いいけど。
私は完全無敵の単身者なんで、最後には「全部仕事残していっていいよ。早く家帰れ！」と
同僚H君に言うが、「そんなのフェアじゃない。Mahalだけが残るのは駄目だ～」と
却下され、一緒に残業。
こいつの帰りを待つ３人の子と妻、そして妻の両親（？）がいるってのに。
今年、何時間、何十時間、この男と一緒に残業して、くだらない事から真剣な事まで話したんだろ。
２４日、午前１１時。 H君の携帯がなった。
普段携帯を切っているH君にしては珍しい。席をはずして電話の相手と話し始めた。
英語だった。
彼の母国語・広東語だったら、誰もうちの課の人間は分からないからそのまま話す事が多いんだけど。
電話が終わって帰ってきて、私のところに・・・
「もう駄目だと思ってた先方から採用の連絡が入った。この会社を辞めることになる」
「１月１４日からあっちの会社がスタートする」
どひゃー、、もうかれこれ１ヶ月近く前に面接に行った企業でしょ～。
もう駄目かねぇ・・って、話してた最中だったのに。
なにもクリスマスイブに連絡してこなくてもいいだろが・・！
しかし、H君の顔は興奮して少々上気してるし、とてもうれしそう。
「そうか、よかったね。んで、いつManagementの人間に伝えるんだ？」
（注；こちらの企業、退職の２週間前までに辞職の意を伝えないといけない）
と、私が聞いたが、２人してすごい事に気がついた。
「上司が休暇中だ！」
あれぇー！直属上司、１月２日まで帰ってこないよ～。
１月１４日からさかのぼって、２週間ないじゃん！たりな～い！
H君「こーゆー場合ってど～すりゃいいんだ？」
私「しかたないね。２社掛け持ちで働く～（笑）」
H君「Noooo Way! 無理！」
２人で考えた挙句、直属の上司をすっとばして、Regional Managerという普段あまり
かかわりのない上司に話すべき・・という結論になった。
しかし、H君の転職先、給料はすばらしくよいが、それなりに仕事は厳しい。
さらにH君が今、私からトレーニングを受けているシステムが先方でのメインシステムになる為
まだまだ不慣れ・・・（私は何故かそのシステムを以前使ってた事があるんで彼に教えてる）
だから彼としても採用されたのはうれしいが、かなりビビッている所もあるみたい。
「今日（２４日）は、さすがにいえないんで、連休明け２７日にRegional Managerんトコ
行ってくる。」
しかし、休暇から帰ってきた直属上司、腰抜かすぞ・・・
さて、私としましては・・・立っているのもやっとなくらいショックでした。
改めて本当にH君がいなくなるんだと思うとね。
しかし、泣こうがわめこうが、どうしょもないので、『平常心』の対応でした。
彼も「こいつ、もう少しリアクションないのかぁ！」って思ってるようでしたが（笑）
これまたひどいクリスマス・プレゼントだわね。
もう何もいらないから、H君の代わりの人材、ちゃんとした人を雇ってくれ！
あまりにもひどい人材ばかり採用している昨今。
この事実はH君も私も上司に直訴する予定。
でも、こーゆー同じ観点で物事を考えられる人ってなかなかいないのよね。
来年の私の仕事は波乱含みですね。はぁ～。