また打ってた記事が消えた~。今回は結構長くて気合入れてたからもー、むかつく。
どうやらこの新しいPC、どっか押すとすべてのブラウザが消去されるらしい。
気をつけないと・・くわばら、くわばら。
たった今までこちらでは映画のアカデミー賞授賞式がTVで放送されておりました。
受賞者はもちろんプレゼンターに選ばれるのもかなりの栄誉だと思うんだけど・・
私が愛してやまないMr.Ken Watanabe(もはや渡辺謙ではない)が
大女優カトリーヌ・ドヌーブと共に外国語映画賞の紹介(Nomineeの紹介ではない)に
アカデミーの舞台に立った。日本では既に報道されてたのかな。。
これってすごい名誉な事でしょう。今まで日本人でプレゼンターになった人、いる?
最近めっきり涙腺が緩みきってきた私はこの時点で涙。
Kenさんが白血病発病する前からの筋金入りファンだからねぇ。
残念ながら助演女優賞の菊池凛子さんは受賞できなかったけど
こちらの「Babel」のDVDのパッケージにはブラピと同じ並び、大きさで彼女の名前が
印刷されてるからね。写真もね。迫真の演技だったもんねぇ。
日本人がアカデミーの舞台に上がったのは私の記憶では古くは坂本龍一さん
(ラスト・エンペラーの音楽賞)とショートドキュメンタリの若い女性の監督さんくらいなんだけど。
千と千尋もオスカーとったね、そういえば。
以前、1950年か60年代に菊池さんと同じカテゴリ、助演女優賞を見事受賞した
日系アメリカ人の女優さんがいたとか。。
まだ戦後の日系人に対する差別もあったであろう時代にこれまた天晴れ!
実は数日前、「Letter From Iwo Jima」を見てきた。
大泣きした。(周りで泣いてる人なんていなかったが・・)
帝国軍人の心意気、生き様・・痛いくらいに伝わってきた。
Mr.Ken Watanabe演ずるGeneral Kuribayashiが既に本土、小笠原からの援軍もない
孤軍奮闘のIwo Jimaで「この島を一日でも長く守る事が将来の日本の子供達にとって
大きな違いを持つ。ここでの一日は今後の日本にとって大きな意味をもつのです」
(というような事を言う)
という台詞で私は鼻水まで垂らして泣いたさ。
私もGeneralの一部下になって総攻撃をかけるとき、一緒に天皇陛下万歳!っていいそうになったモン。
「ここはまだ日本か?」といって自決するGeneral。
やっぱアメリカ人(クリント・イーストウッド監督をはじめとするアメリカ人)にとって
「潔く散る」という概念、どう受け取ったんだろ。
映画はすべて日本語のため、こちらでは英語の字幕が付きました。でも、これがねぇ。。仕方ないけど。
やっぱ、私達って日本で生まれて育ってるんで文化、時代背景もわかりきってるじゃないですかぁ。。
でも、外国人のお客さんにとっては「?」って事がきっと多かったと思う。
「靖国で会おう!」・・・この言葉の意味、私達は理解できる。
(ま、ある意味、韓国、中国の方々も・・)
これを・・「See You In Yasukuni!」・・・って、、、see you tomorrowじゃないんだからさぁ。。
「奴は憲兵隊だったんだって」・・憲兵隊がなんであるか、私はわかる
(私の若い友達はわからん・・って言ってたが)
「he came from Kempeitai」・・え?Kempietaiって場所?
Lost In Translationではない。ただ日本文化、歴史が深すぎるだけ・・よね。きっと。
結局作品賞はThe Departedに決まりました。
でも、「Letter From Iwo Jima」って監督がアメリカ人だからか、
「外国語映画」にノミネートされなかった。
一気に作品賞。しかし!映画の中で話されてるのは全部日本語
(ほーんのちょっと伊原つよしさんとMr.Ken Watanabeが英語を話すが)
役者も相手兵役以外はすべて日本人。
これがアカデミーの通常の枠にノミネートされた事に意味があるのではないかと
一人、飲めない赤ワインを飲みながら
「なんかいろんな意味で日本人の個人としての活躍が世界に認められる機会が
増えてきているような気がするぞ」と、ほくそ笑んでしまった。
そして、日本人、そして硫黄島の属する東京都出身の私でさえ、
あのような壮絶な闘いがあったことを知らなかった。
この闘いの事実を取り上げてくれたイーストウッド監督、ありがとう。
知らなかったよ、沖縄以外にも「本土決戦」があったこと。
(余談;もうひとつの「father of the flags」は。。。悪くはないけど・・・って感じでした。
私には)
ところで・・Iwo Jima見た方・・・
中村獅童演ずるあの軍人、どこに行ったんでしょうねぇ・・・(笑)。