本日、クリスマス也。
私はキリスト様をも恐れない『大嘘』をついた。というか、人様の心を裏切った。
こちらで知り合った家族がホリデーには招待をしてくれて夕食に呼んでくれる。
おととしに私がこの国に移住してから毎年クリスマスやらサンクスギビングやらは
お邪魔していた。が、今年は不参加を本日お伝えした。
事の起こりは昨年。私は彼の住む町に滞在してから戻ってきたがいろいろあって
(最初からこのブログをお読みいただいている方はご存知だと思うが・・)
正真正銘ボロボロだった。
しかし、このクリスマス・ディナーだけは気分転換にもなるし、年中行事だし・・
と思って参加した。かなり精神的にはきつかったが。
そこに待ち受けていたのは、「あなたのプレゼント、ないわ」。
ホストの家族ではなく、その家族の友達家族からそう言われた。
直接の知り合いではないので当然のことだが、周囲の人も慌てた。
そこで私も一言。
「私もあなたたちの分、カウントしてこなかった」
といってプレゼントを渡さなかった。
ちょっと雰囲気が悪くなったが、さすがホスト家族。うまーく和ましてた。
そんな事があったので、今年は「病欠」ってことにした。
ディナー当日で申し訳なかったが、「風邪ひいたため、今年は欠席いたします」と電話した。
このホスト家族の方々はほーんとに心の温かい、この国での私の保護者のような方々なので
このウソをつくことに対して私は地獄の苦しみを味わっている。(ちょっと大げさ?)
またそのホストの友達家族も来るし、クリスマスだけはプレゼントやら宗教やらが絡むので
遠慮させていただきたい。
キリスト教でも仏教でもイスラム教でも私はかまわないが、家族の集まりだからね。
基本的には。
私は「疎外感」を味わいながら集まりに混ぜていただくより、一人で過ごした方がマシと判断したのだ。
この孤高の判断がウソの上に成り立っていると言う事だけが、心苦しい。