曰く「超えられない試練は与えられない。」だそうだ。
本当にそうなんだろうか?ちょっと疑ってかかったりする。
仕事から戻ったら彼から留守電にメッセージが残っていた。
またまた予想を覆す事態。
彼が私の町から去って2週間がたとうとしているが、彼は今、もう一人の彼女と
車で旅行に出ているとの事。
とある町から今、電話をかけてきていると言う事。
(私は旅行屋。町の名前を聞いただけでどんな観光があるか、なにをしているか大体分かる。
1週間以上車で要すると察する。)
重要書類、カードを預かってくれて感謝していると言う事。
地元にもどったらまた連絡すると言う事。
私が新しい仕事、頑張っているようで嬉しいと言う事。
声はものすごく優しい。そりゃ、重量書類、預かってるモンねぇ(笑)。
もう涙もでなかった。
このまま私はこの町で一人、彼の都合のいいときだけ会うという
「遠くの友達」という存在で耐えられるのだろうか?
彼にとってもう一人の彼女が日常生活の一部であることがこの夏痛いほど分かった。
(彼にそれを言うと必ず否定するが)
私は、何?たぶん、「何者でもない」のだろう。
私の住むこの国、この町にいる「日本人の女」なんだろう。
一つ、私のプライドにかけて誓った事。。
いつになるか分からないけど、次に電話で話す時、メイルを出す時、
今後この旅行の件、この夏の件、彼女の事、絶対に話題に出さないようにしよう。
もう何を言っても私の気持ちは彼には分からない。
分かってくれなくてもいい。
私ももう2度と感情が爆発し、彼を罵倒するような事はしたくない。見苦しい。
毅然と向かい合う・・それだけが残された私のプライド。
ただ、これが一番難しいのは分かってます・・・
彼に目を向けるより、自分自身の人生に少し目を向けてみよう。。。
でも、すべてが無味乾燥してみえる。
あたえられた試練、超えられるんだろうか・・・逃げるという選択肢に
どうしてたどり着かないんだろう・・・