(長文ごめんなさい
)私は今年の春まで通所リハビリの配属で仕事をしていました。
入所と比較すると身体レベルなどは高い方が多く利用されています。
その時御利用されていたHさんですが、現在私が配属されている入所へショートステイにて御利用中です。
圧迫骨折のため入院してしまい、食欲不振から嚥下障害が起き、現在は経鼻経管栄養になっていました。
歩行は難しく、ベッド上での生活が主となっています。そのため排泄はおむつ対応になっていました。
そのHさんのおむつ交換を担当させていただいた時です。
H 「上手いねぇ!!」
私「そんなことないですよ」
H 「いや、ホント上手いよ。」
「今まで病院なんかでもしてもらったけど、一番上手いよ
」おむつなんか無いに越したことはないんです。トイレで排泄することが理想だと思います。
でもそれができない方たちがいるってことも事実なんです。昨今介護、福祉の世界では「脱おむつ」が叫ばれています。もちろんそれに対して私も賛成です。しかし、外せない方がいることから目を背けてはいけないと思っています。
私は勤め始めの頃、おむつの当て方が下手で(自分ではそう思っていませんでしたが)先輩からよく御叱りを受けていました・・・・・
それからです。
おむつマスターを目指したのです。
手早く(羞恥心の軽減)
漏れなく(スキントラブルの軽減)
快適に(違和感の軽減)
これらにこだわり今日までおむつ介助にあたってきました。
その私の取り組みにひとつの評価をいただく事ができ、本当にやってきてよかったと感じました。
と同時に、自分がしてきたことへの確信と自信をいただく事ができました。
時に周りから
「そこまでしなくてもねぇ・・・・・」
「おむつ、おむつって、そればっかり・・・・・」
と非難されることもありました。
おむつは決して良いものなんかじゃありません。
気持ちが悪いだけではなく、精神的なダメージも大きいんです。
恥ずかしさと情けなさ。
おむつ交換をされる方にとって屈辱的な時間なんです。
だからこそ、しっかりと向き合い、しっかりとした知識と技術、想いをもって取り組まなきゃならないんです。
便や尿をきれいにするだけじゃダメなんです。
おむつ交換をされる方のマイナスの感情も綺麗にしてさしあげなきゃいけないんです。
さあ
これからも更なるおむつマスターを目指し頑張ります

Android携帯からの投稿