ある利用者さんとのお別れ | virtualgravityのreallなブログ

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ボウリングの事、育児の事、介護人としての思い

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先日利用者さんが亡くなった。
(通所リハビリご利用)


利用開始時には癌のエンドステージと言われていた方。
私たちは迷った。

利用していただくべきかどうか。

残された命をどの様に過ごしていただくべきか。

体力面でのリスク等、考えに考え出した結論は週一回だけのご利用をしていただく事。



大きなトラブルもなく経過していたある日。

本人様から
「回数増やしたいんだけどなぁ」
「楽しいんだ」



嬉しい反面、不安と責任の重さ。



また、スタッフ全員で考えた。
賛成意見もあればもちろん反対意見があった。でもみんな真剣に悩み、その方の事を何よりもその方の事を一番に考えた。


《本人様らしく最期まで生きていただきたい》


我々が出した結論は回数を増やす事。


そこには迷いはなかった。


私達を命懸けで選んでくれた利用者さんに、私達も命懸けでガチンコ勝負しようと!!


数週間が過ぎ

「体調を崩したので少し休みます」
との電話。


利用再開の連絡を待つが・・・・・




お別れとなってしまいました。



私たちの出した結論は正しかったのか?
あのときの判断は間違っていなかったのか?
死期を早めてしまったんではないだろうか?
利用者さんは最期にどう思ってくれたんだろうか?
後悔していなかっただろうか?






私たちの仕事に終わりはないと思う。

答えも一つじゃない。




家族の方がお礼にとミカンを持ってきて下さった。



とてもとても旨かった。







○○さんありがとうございました。

これからも頑張ります。



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