今回ご紹介いたします動画は、叶さんと葛葉さんが録音した声だけを使用して、レオス・ヴィンセントさんに通話し、バレずに会話を成立させることができるのかというドッキリ企画です。

この動画は、叶さんと葛葉さんのユニット名であるChroNoiRによる、「くろのわーるがなんかやる」という番組の企画です。


動画は、叶さんと葛葉さんが好きな声のライバーについてや、ボイスの収録が今でも恥ずかしいかという会話から始まります。二人は一緒に番組のタイトルを言いますが、全然そろっていない様子です。

叶さんは録音した声だけでライバーに逆凸したいと言い、葛葉さんは「バレそうすぐ」と言います。以前凸待ち企画が好評だったため、今回は逆凸企画を行うことになったそうです。
 

 



凸待ちは配信中に誰かが通話をかけてくることを待つことであり、逆凸は配信中に誰かに通話することを指します。

葛葉さんは録音した音声だけで相手に通話をかけることについて、「自分ならすぐに気が付く」と語りますが、「でも相手次第だと思う」とも述べています。


二人はアプリを使って音声を録音し、会話の流れを想像しながらどのような音声を録音すれば良いか相談しています。

葛葉さんのアイデアで、レオスさんに別の事を考えさせて会話の流れに疑問を抱かせないようにする作戦が立てられました。





叶さんは、レオスさんに対して「ライバーさんが寝ているところを通話で起こし、一発ギャグを聞いてもらって笑ってもらう企画」に出てほしいと説明することを提案しました。

葛葉さんは「どんな企画だよ」と笑います。レオスさんには、収録するときには今まで寝ていたというていで喋ってもらう事になりました。


「一発ギャグはこちらが言います」「落ちで使わせてもらいたいので面白くなくても何とか笑ってください」という音声も追加されます。

さらに、レオスさんの質問を予想して音声を増やしていきます。叶さんが、めちゃくちゃ面白くない一発ギャグを入れて、レオスさんに無理やり笑ってもらおうと提案します。


葛葉さんが「ふざけたくなってきた」と言い、通話の中で「今寝起きの感じやってもらっていいですか」という音声を追加しようと提案します。

一方で、叶さんは「おはようございますChroNoiRです。レオスさん、スリーカウントするので一発ギャグやってください」という音声を提案します。


一発ギャグはChroNoiR側がやると思い込んでいたレオスさんは、これを聞いたら相当慌てることでしょう。

寝起きで一発ギャグを聞かされて面白くなくても笑わなくてはいけないという趣旨のはずが、本番で、寝起きで一発ギャグを言わなくてはいけない企画に変更されます。





この変更は、思考を奪って会話の不自然な点を最後まで気が付かないようにするための作戦でした。

最後には、ネタバラシの音声も録音され、葛葉さんが一個くらい暴言を入れようかと言い、「はあ?」という音声を追加しました。


録音が終わると、葛葉さんがレオスさん役をやり、会話が破綻なく最後まで成立するか最終チェックが行われます。リハーサルの段階でレオスさんが気の毒な事になりそうな予感がします。

実際に通話をかける事になり、叶さんの操作で会話の流れに沿って適切な音声を流します。レオスさんとの会話は順調に進んでいます。二人はずっと黙っていなければならず、笑い声を出さないように必死に耐えています。


「それではレオスさんの一発ギャグまで3、2、1、キュー!」という音声が流れると、レオスさんは狼狽え、苦しみつつも謎の一発ギャグを披露した後、葛葉さんの「はあ?」が流され、レオスさんは「違うじゃん、もう~」と嘆きます。

ここで全てのネタバラシがされ、レオスさんは理解が追いついていない様子ですが、叶さんによって通話が切られます。


通話を切った後、叶さんと葛葉さんは大笑いします。その後、再びレオスさんに通話をかけ、さらに詳しく事情を説明します。

レオスさんは、さっきの通話がすべて録音した音声だとは信じられない様子でした。





二人が録音した音声をもう一度流すと、レオスさんは「ちょっと巧妙過ぎるわ、このドッキリは流石に。気付かせる気がないでしょ」と言います。

生の声と録音を聞き比べると、さすがにわかるそうです。


叶さんは、レオスさんなら急に企画内容が変わっても一発ギャグをやってくれるという信頼があったそうです。

レオスさんは先ほどの一発ギャグの内容について説明を求められ、「チュパカブラは口の中に管があり、それがパッと花開いて綺麗だね」というギャグだったと説明します。


レオスさんは、自分のことをおもちゃにし過ぎだと言います。

その後、二人が「実は録音した音声で通話をするドッキリでした」というネタバラシ用の音声を何回も流すので、レオスさんは「頭が混乱してくるからやめて」と言います。


レオスさんは急に収録に参加させられても、企画内容が急に変わっても怒ったりせず、一発ギャグもちゃんと言ってくれるし、ネタバラシの後の反応などからも、すごくいい人だと感じます。

最後まで振り回されっぱなしでレオスさんがちょっと可哀想に感じてくるのですが、ターゲットがレオスさんならば、変な空気にならずに面白く仕上がると言う、叶さんと葛葉さんからの信頼もあるのだろうなと思いました。