ピーナッツくんは日本のバーチャルYouTuberであり、ピーナッツ星に住んでいる5歳の男の子です。誕生日は7月2日で、身長は110㎝です。

2017年7月からYouTubeに投稿されている自主制作ショートアニメ「オシャレになりたい!ピーナッツくん」の主人公です。


2018年初頭からは、同アニメから派生したキャラクターの甲賀流忍者!ぽんぽことともに、バーチャルYouTuberとして活動しています。

ピーナッツくんは頭はピーナッツで、黄色の体に白いブリーフ、赤いスカーフを巻いています。





ピーナッツくんはさまざまなコンテンツを制作しており、YouTubeにおいては複数のチャンネルで活動しています。

彼の活動は、2017年7月4日から続いており、ジャンルはアニメーション、バラエティ、ゲーム実況、音楽など幅広いものです。


ピーナッツくんは、当初は自主アニメ出身であることからバーチャルYouTuberとして扱われないことに不満を抱いていましたが、

後にその立場を受け入れ、「地固めがすごい」という言葉で話題を呼び起こしました。





ピーナッツくんは甲賀流忍者!ぽんぽことコラボ放送を頻繁に行い、プロレスのようなやりとりで視聴者を楽しませています。

企画力とコネの広さで知られ、個人勢ながら24時間配信企画で注目株となり、多くのバーチャルYouTuberや関係者を招いて成功させました。


バーチャルYouTuberオーディションの審査員にも選ばれ、リアルイベントや3Dモデルのお披露目などでファンと交流しています。

YouTubeでのショートアニメ配信を通じても、視聴者とコミュニケーションしており、口癖は「オシャレになりたーい!」です。
 

 



ピーナッツくんの派生番組には、「すくすくピーナッツくんザ・ナイト」や「ミッドナイトピーナッツくん」、「すくすくめぐちゃん」などがあります。

これらの番組は視聴者との双方向性を大切にし、様々なコメントに応じたり、面白い仕掛けを盛り込んでいます。


アニメのキャラクターに罵詈雑言でダメージを与えるコーナーや、滑舌が悪いキャラクターのクイズに挑戦するコーナーなどがあります。

「すくすくピーナッツくん」から派生した「JK枠」では、女子高生のふりをした視聴者と電話をつなぎ、悩み相談に答えています。





ピーナッツくんは自身のファンを「おともナッツ」と呼び、全員女子高生であると主張しています。

原宿の女子高生に人気があるとしつつも、主な視聴者層を20代の男性と認識し、彼ら向けの時事ネタやネットミームをショートアニメに組み込んでいます。


ピーナッツくんはサッカー好きで、ワールドカップなどの試合時に同時実況を行ったり、サッカーゲーム「FIFA」の実況も行っています。

彼の実況スタイルは客観性を大切にしており、ピーナッツくんの相棒のチャンチョが実況を担当します。





ピーナッツくんは「イキり芸」で知られ、電脳少女シロさんと同期であることを強調したり、原宿の女子高生からの認知度100%を掲げ実際に原宿に出向いて調査しました。

息をするようにイキるため、ファンからイキリ豆と呼ばれています。しかし本当は人見知りで、女性VTuber相手に照れや発言の少なさが見られます。


ホラーゲームが苦手で、甲賀流忍者!ぽんぽこのチャンネルではしばしばホラーゲームの実況で悲鳴を上げ、ピ虐として知られています。

学力テストやラップバトルなど、様々な企画に参加し、ヒップホップが好きで、ゆるふわギャングが好きなアーティストであることも明かしています。





ピーナッツくんは企業に所属せずに動画を投稿する個人勢Vtuberであり、VTuber業界において一定の存在感を持っています。

彼の活動は、ショートアニメや楽曲の制作、声当てなどを含み、これらのコンテンツの企画・運営を担当しているのは「兄ぽこ」です。


兄ぽこは甲賀流忍者!ぽんぽこの実の兄で、ピーナッツくんのご主人様であり、ピーナッツくんとは異なる別の個体であると言う事になっています。

兄ぽこは穏やかで物静かな青年で、ぽんぽこの生配信を手伝っており時折配信内で登場します。兄妹仲は微妙で、ぽんぽこからはコミュ障と評されています。
 

 



兄ぽこは社畜生活を送っていましたが、ピーナッツくんやぽんぽこの活動の拡大に伴い2018年に退社しました。

普段は表舞台に出ないことが多く、ぽんぽこ24の有識者会議では大人の話題になったため、ピーナッツくんの代わりに登場することがありました。


兄ぽこは友人が少なく、ぽんぽこが把握している範囲では二人しかおらず、絵を描く友人と、兄と同じくコミュ障のラッパーとの交流があるようです。

兄ぽこは年齢と彼女いない歴が一致するとされ、視聴者の一部は彼にガチの恋心を寄せているとのことです。





「オシャレになりたい!ピーナッツくん」は、ピーナッツくんと相棒のチャンチョが、ピーナッツ星で様々なキャラクターたちと出会い交流する連続ショートアニメです。

風刺、パロディ、そして狂気を取り入れたギャグアニメとして知られています。毎週金曜にYouTubeにて投稿されており、各話が短いためサクサクと楽しむことが出来ます。


物語の中でピーナッツくんはいつも「おしゃれになりたーい」と願い、能天気で笑い方が独特なボケ役として物語を彩ります。

ピーナッツの中身であるチャンチョは冷静で知性的な性格で、物語においては常識的なツッコミ役を果たしています。
 

 



.BEANsは、チャンチョがデニムくん、社畜くん、オレンジ博士、コバルト田中といった仲間たちと結成したアイドルグループです。

デニムくんは、メンタルの許容量を超えるとダメージジーンズに変身します。社畜くんは、極端に上司を恐れながらも自己責任の強い一面を披露します。


オレンジ博士は科学者で、常におとうさんスイッチを手にして発明活動に励んでいます。他に怪盗ぽんぽこやレオタードブタなどが登場します。

ゲーム実況を行う恐竜のコモラや、脳を二つ持つ正義のヒーローMr.ダブルブレイン、会話のできる犬のMr.ドッグ、そしてウェイ系を再現したマジ卍マンなども登場します。





ピーナッツくんは、自身がVTuber界でニッチな存在であることを自覚しており、他のVTuberが行わない独自の企画ができることが特徴となっています。

世間が知らない面白いVTuberにスポットライトが当たってほしいと、企業・個人を問わず参加できるイベントを行うなど、業界全体に影響を与えています。


ゆるキャラグランプリに出場したり、VRChatを活動の場とするYouTubeチャンネルを開設するなど、幅広い活動を展開しています。

他のVTuberやミュージシャンからの評価も高く、月ノ美兎さんやn-buna(ナブナ)さんから尊敬されています。
 

 



ピーナッツくんは、2017年にYouTubeチャンネルを開設し、ショートアニメ「オシャレになりたい!ピーナッツくん」の第1話を投稿しました。

その後、2018年にはチャンネル登録者数が急速に伸び、リアルイベントの開催やニコニコ生放送への出演をします。


2019年には企業・その他部門でゆるキャラグランプリで優勝し、オンラインライブにも出演しました。

2020年にはトレーディングカードゲーム「デュエル・マスターズ」とのコラボを行い、スイーツパラダイスでのコラボカフェを開催しています。





ピーナッツくんは、ラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」を聞いた事がきっかけでヒップホップに興味を持ち、2017年にラップを始めました。

2017年10月には「オシャレになりたい!ピーナッツくん」でラッパーのレオタードブタが登場し、ヒップホップユニットKMNZ(ケモノズ)とのコラボ曲を発表しています。


2019年2月にはEP「粗密-SOMITSU-」をレオタードブタとヤギ・ハイレグ名義でリリースし、本格的な音楽活動を開始します。

2020年には初のアルバム「False Memory Syndrome」をピーナッツくん名義でリリースし、その後もイベントやライブなど様々な活動を展開しています。
 

 



2021年には2ndアルバム「Tele倶楽部」をリリースし、オンラインでのライブやポップアップストアも成功させました。

2022年には3rdアルバム「Walk Through the Stars」をリリースし、XRライブをオンラインで開催し人気を博し続けます。


2023年に入り、SANRIO Virtual Festivalに出演し、チャンネル登録者数も40万人を突破します。

VRChat上には自身のテーマパーク「ぽこピーランド」をオープンさせ、音楽フェスや展覧会にも積極的に参加しています。





ピーナッツくんは、ラッパーとしても注目を集めており、ヒップホップの大イベント「POP YOURS」に出演するなど、多岐にわたる才能を発揮しています。

ピーナッツくんが剣持刀也さんに捧げた曲「刀ピークリスマスのテーマソング2022」は話題となり、動画が1000万再生を記録しました。


ピーナッツくんのラップは、特徴的な声とシンプルな言葉にちょっとしたひねりが加えられ、彼の個性的なキャラクターが反映されています。

彼の曲には「グミ超うめぇ」や「Roomrunner!」、「Drippin’ Life」などがあり、その音楽はシンプルでありながら中毒性があります。
 

 



「Drippin’ Life」は、彼の表現者としての苦悩に満ちた一面を表現しています。

人気Vtuberであり数々の名曲を産み出すピーナッツくんは、視聴者から見れば才能に溢れた特別な人であり、なりたくてもなれない羨ましい存在です。


しかしこの曲では、天才ではなく苦しむアーティストとしての姿勢を描いており、「絞りカスになるまで」といった表現が使われています。

何かを作り出すために人の倍努力をし続け、迷いながらも進む、表現者としての素に近いピーナッツくんを見ることが出来ます。