文野環(ふみの たまき)さんは、ANYCOLOR株式会社が運営するバーチャルライバーグループ「にじさんじ」の二期生です。

2018年3月に活動を開始し、主にYouTubeを中心にライブ配信を行っているVTuberです。


彼女のキャラクターデザインはねづみどし氏によるものです。猫をモチーフにしたキャラクターで、茶髪のショートヘアに猫耳、水色の魚のヘアピンが特徴です。

首からは「ねこかん ください」と書かれた看板を下げています。黒いシャツの上にパーカーを着用し、猫缶を給料としているとのことです。

 

 


身長は157㎝で、誕生日は毎日だそうです。彼女の年齢は不詳で、血液型はAB型、利き手は左です。

彼女の好物は猫缶、煮干し、かつお節、魚肉ソーセージ、チュール、どら焼き、納豆、唐揚げ、まぐろ、ちんすこうで、猫缶の味についてツイートすることが多いようです。


趣味は歌を歌うこと、お話しすること、女性アイドルグループの追っかけ、鉄道で、好きなアイドルはAKB48、乃木坂46、地下アイドル、ラブライブなどです。

特技には絵、歌、モノマネ、フラッシュ暗算、名鉄アナウンスカラオケが挙げられています。





彼女は元々「野良猫」という仮名で活動をスタートしましたが、ファンからの名前募集で「文野環」に決定しました。

この名前は、モイラさんが「文(ふみ)ちゃん」、森中花咲さんが「たまちゃん」と呼んだことに由来しています。


改名以前からのファンからは「野良猫」とも呼ばれ続けています。

 

 

 


彼女はまさに猫のような自由奔放な性格で、内外問わずセンシティブな時事ネタも扱うことから、「にじさんじ真の最強格」と呼ばれています。

初見の視聴者は彼女の自由奔放なトークスタイルに慣れる必要があるかもしれません。


文野環さんはにじさんじの多彩なライバーの中でも特異な存在で、多彩な才能とユニークなキャラクターから多くのファンに愛されています。

彼女の初期の配信環境は、積んだ新聞紙の上にパソコンを置き、膝立ちで行うという状態から始まりました。





2018年3月15日に初めての配信を行うも、技術的な問題と回線切断によりミラティブでの配信ができませんでした。

配信を再度試みるためにYouTubeLiveに移行し生放送を開始しましたが、視聴者との約4分の時差が生じ、チャット欄にはライムラグのあるコメントが多数寄せられました。


また、配信環境の整備にあまり力を入れなかったため、デビューから2年9か月経過してもポケットWi-Fiを使用することもありました。

マイクの音質にも問題があり、特有の「ゴーーー」というノイズが放送に影響を与えて、「のらジェット」と呼ばれることもありました。





文野環さんは、配信のためのにじさんじアプリをほとんど使用せず、多くの配信ではアプリのライブ2Dアニメーションが機能していませんでした。

静止画の立ち絵での配信が行われていたのですが、その立ち絵の画質もかなり悪いとされ、「ガビガビ環」と呼ばれることもありました。


にじさんじのライバーとしてデビューし、充分な収入を得ていたにもかかわらず、パソコンやマイクを買い換えなかった理由は、

「叙々苑行ったりウーバーイーツ頼んだりアナと雪の女王の映画4回連続で見たりゆたぼんに寿司おごったりしていました」からだそうです。





文野環さんの配信背景は虹色に光り、2000年代の個人ホームページのようで微妙にダサい雰囲気を持っています。

彼女の配信スタイルは、雑談、歌ってみた、企画、および他のVtuberとの客演が主です。


配信中に落ちたり途切れたりすることがありますが、アーカイブに手を加えずそのまま残すことが多いです。

内容は自由奔放で、しばしばトラブルを引き起こす彼女にリスナーや他のVtuberたちが振り回されることがほとんどです。





彼女は攻略できなくなったゲームを社員にプレーさせたり、飼い猫から虐待される中継をしたり、生身の少年ユーチューバーゆたぼんを無断で配信ゲストに呼んだり、

料理中に一円玉を溶かそうとして騒動を引き起こしたりするなど、フリーダムな企画や放送事故で人気を集めています。


ゆたぼんが日本一周のためのクラウドファンディングで車の資金を募っていた時には、文野環さんもその資金を無心されたことを明かしました。

しかし、彼女は資金の提供をしないことをコメントし、「お金を稼ぐ大変さを教えるため」と述べました。





文野環さんは通常自分から配信予告を行わない傾向があり、代わりにリスナーが配信枠を発見した際の共有ツイートをリツイートすることが多くありました。

コンビニやファーストフード店のキャンペーンツイートに参加することもあり、ファンはその様子を楽しんで見ています。


彼女は活動を適当に行っているように見えるかもしれませんが、実際には彼女の好奇心と好みに全力で取り組む一面も垣間見られます。





時折自身からの告知も行うことがあります。また、文野環さんの配信開始時間は通常よりも遅れが生じることが多く、それに慣れたファンが多いのです。

文野環さんは、配信の遅刻や切り忘れがしょっちゅうで、にじさんじの同僚やファンもこれに慣れっことなりました。


配信中に痛みを感じる、足が攣る、猫に襲われる、物が落ちてくるなど様々なトラブルに巻き込まれ、厄除けに行くことを決意したこともありました。

回線トラブルも続いており、回線の不調が影響して配信が困難になったり、アーカイブが分割されたり、ゲームのトラブルが発生し急遽別のゲームを選ぶこともありました。





文野環さんが配信中に寝落ちし、長時間の寝落ち配信となったときには「#文野環起きろ」がTwitterトレンド入りする事態となりました。

配信中に文野環さんがトイレに行った際、静止画面の中でリスナーがスーパーステッカーを投げ続ける異常な光景が発生したこともありました。


文野さんが寝ている間にマイクに猫の嘔吐物がかかっており、マイクに掃除機をかけて綺麗にしようと試み、視聴者に掃除機の音のASMRを提供しました。

配信中に料理を作もうとするも、火災報知器が作動し配信を中断する事態に至ったことがありました。





2020年3月に、卒業式が中止になった人々のために「バーチャル卒業式」と題した動画配信を行い、国家斉唱中に顎が外れてしまうアクシデントがありました。

配信中に顎が2度外れ配信が中止になり、後日ゲストを迎えた配信中にも再び顎が外れ、その配信も終了させました。


7月末、文野環さんは過去のコラボ配信から得た反省を受けて、ついにパソコンと高品質のマイクを新調しました。

新しい環境を活かして、一流プロゲーマー2人との豪華なコラボを実現しました。





しかし同年9月にはパソコンの故障が相次ぎ、さらに以前のパソコンも水に濡れるなどトラブルに見舞われました。

2020年10月11日、人気コスプレイヤーのえなこさんが、文野環さんのコスプレを行いインスタグラムで公開し、ネット上では絶賛の声が上がりました。

 

 

 


文野環さんが新しい衣装をお披露目したときには、新衣装の可愛さと、嬉しそうにしている彼女の姿に視聴者はとても感激したのですが、

突如出てくるフリー素材の滋賀県やオットセイ、エレベーターの中から現れる全身画像、どぎつい赤背景に書かれたメッセージなどが視聴者の混乱を招きました。


2020年11月2日、文野環さんのチャンネル登録者数が20万人に届きそうになり、「20万人行くまで乳首に洗濯ばさみを挟む」という耐久動画をアップしました。

この動画はYoutubeの規約違反とみなされ一度削除されましたが、その後復活しています。





文野環さんの過去の行動の積み重ねにより、とうとう運営からの厳しい言葉を浴びることとなり、彼女は初めて涙を流しました。

配信内での自由な発言や行動が続いたために、スタッフが監視員として付いていることが明かされています。





2020年12月13日、文野環さんは重大な発表を行う事を宣言しました。自身が動く配信環境を確立し、LIVE2Dなどを導入したことを発表します。

これは彼女にとって大きな決意であり、静止画からの卒業を意味します。


自分の好きなものにばかりお金を使い、長らく配信環境を整えることはしなかった文野さんですが、

配信環境の改善が実現し、立ち絵が動くようになり、ファンにとって嬉しい変化となりました。





2020年12月26日には、ひとり紅白歌合戦を開催し、LIVE2D 2.0を活用して歌唱するも、途中でスマホの充電切れにより配信がブルーバック状態になりました。

2020年12月28日、雀魂主催の「にじさんじ麻雀杯2021」に参加することを発表し、多井隆晴氏とコラボしながら麻雀の指導を受けました。


予選では緊張からか4位で終了しましたが、麻雀への真剣さと成長が視聴者に印象付けられました。

この大会を機に麻雀にハマり、コラボ麻雀などに参加し、楽しんでいる様子が見られます。