今回ご紹介いたしますのは、「AIずんだもんに「ロキ」を歌わせてみた【NEUTRINO&歌うVOICEVOXカバー】」です。

2022年10月7日に投稿された動画です。ニコニコ動画とYoutubeの両方に投稿されています。


ニコニコ動画では、音楽・サウンドのジャンルで最高順位1位にランクインしました。

この動画では、合成音声に歌を歌わせるためのソフトNEUTRINOと、テキスト読み上げ用ソフトのVOICEVOXのずんだもんが、二人で歌います。





「ロキ」は、2018年2月27日に発表された、みきとPさんによるオリジナル楽曲です。

この曲は鏡音リンとみきとPさんの2人が、それぞれのパートを交代で歌うデュエット曲です。


今回の動画では、鏡音リンのパートをNEUTRINOずんだもんが、その他の部分はVOICEVOXずんだもんが歌唱しています。

ずんだもんの歌声が自然で聞きやすく、ふたりとも可愛らしい声と動きをしています。





背景に流れているグラフのようなものは、NEUTRINOの画面なのですが、おそらく自然な歌声を作り出すために、膨大な作業と試行錯誤が必要なのだろうと思います。

私は音楽ソフトを使ったことはないのですが、音階と歌詞を入力するだけでは、完成しないのだろうなと言う事はなんとなくわかります。


同じ音声合成ソフトを使っていても、人によって調声の違いがあり、それぞれ個性が出ます。

心地よい歌声を作り出すために、細かな微調整を山のように繰り返しているのだろうと予想して、その手間のかかり具合に気が遠くなるような思いがします。
 

 



コメント欄では、調声の完成度の高さに感心の言葉が寄せられており、VOICEVOXに美しく歌わせる難しさについても触れられています。

「今の音声合成技術がこんなに進化していることに驚きました」という声があり、機械音声だとは信じられないと言われています。


NEUTRINOの部分は、本当に人間が歌っていると思ってしまうほどのクオリティです。

この動画を、音声合成ソフトだと知らない人が聴いたら、どのような感想を持つのか聞いてみたいです。





また、がなり声を再現するのは非常に難しいことらしいのですが、違和感なく再現されています。

ロキには一部がなり声で歌う部分があるのですが、NEUTRINOにはがなり声を出す機能がないため、投稿者さんは調声を工夫してがなり声を出しているようです。


投稿者さんは、NEUTRINOにもグロウル(がなり声)機能が欲しいと願っていますが、この動画での歌唱は本当に違和感がなく、その調声の見事さに驚きます。

また、歌声だけでなく、立ち絵のずんだもん二人が動いている様子も、本当に可愛らしいです。


歌詞に合わせて立ち絵の表情を変えたり、口の動きも合わせていて、細かい演出が素晴らしいです。音楽を聞くだけでなく、目で見ても楽しめる作品になっています。

特に0:56からの「勘違いすんな 教祖はお前だ」のパートで、VOICEVOXずんだもんが決めポーズを取るシーンが可愛らしいです。


この曲の歌詞には「知名度あるけど人気はそんなにないから色々大変ですね。」と言う部分があるのですが、このチャンネルは逆だと言う意見があります。

動画の完成度が高くコメント欄では絶賛の嵐なのだから、もっと大勢の人から褒め讃えられるべきだと言われています。


この動画は中毒性が高いため、何度もループして聴く人がいるようです。また、ランニング中や学校への通学途中に聴く人もいます。

元気とやる気をもらえる動画なので、人気があると言うのもうなずける話です。