「東北きりたん」とは、秋田県のきりたんぽとナマハゲをモチーフにしたキャラクターです。
彼女は「東北ずん子」の妹であり、東北地方を応援するために誕生しました。
同じ目的で生み出された姉妹キャラクター、「東北イタコ」「東北ずん子」とは三姉妹で、「東北きりたん」は末っ子です。
彼女のキャラクターデザインは、イラストレーターの江戸村ににこさんが担当しています。
声は秋田県出身の声優、茜屋日海夏 (あかねや ひみか) さんが担当しています。
#きりたんキラキラ金曜日 pic.twitter.com/1JThcENiST
— 東北ずん子🫛ずんだもん🫛公式 (@t_zunko) July 28, 2023
東北ずん子が東北地方全域を応援するキャラクターとして制作されたのに対し、東北きりたんは秋田県のきりたんぽとナマハゲに焦点を当てています。
東北ずん子はずんだ餅をモチーフにしたキャラクターですが、秋田や青森などはずんだ餅がマイナーな地域でした。
また、ずん子が生まれた当時は、他のご当地キャラクターとの交流も少なかったことから、同じ志を持つ仲間をずん子に作りたいという想いから、
秋田県のきりたんぽをモチーフにした「東北きりたん」と、青森県のイタコをモチーフにした「東北イタコ」が、誕生しました。
ずん子やイタコと同様に、東北地方の企業は申請なしで、キャラクターを無料で商用利用することができます。
また、一般のクリエイターに関しても、申請なしで無料で非商用利用(同人誌などの二次創作も含む)が許可されています。
2014年9月に東北イタコと共にファンディングによって、歌声合成ソフトウェアUTAU化が企画され、目標額に達して2015年6月24日に一般公開されました。
2016年4月からはVOICEROID化ファンドにて資金を募り、目標を達成。
2016年10月27日に「VOICEROID+ 東北きりたん EX」として、AHSから発売されました。
2020年2月22日に、フリーの歌唱用音声合成ソフト「NEUTRINO」が公開されました。
この技術はニューラルネットワークを音声合成に応用しているため、AIきりたんとしても知られています。
2023年6月2日にはVOICEPEAK版が発売されました。
『VOICEPEAK 東北きりたん』は、茜屋日海夏さんの落ち着いた可愛らしい声を元に作られた、入力文字を読み上げるソフトです。
東北きりたんは、小学5年生の11歳。誕生日は2月13日です。
彼女は着物姿で、頭に包丁の形のアクセサリーをつけていて、背中に「きりたん砲」と呼ばれる2本のきりたんぽを背負った姿をしています。
髪型はツインテールですが、おかっぱと誤解されることもあります。
趣味はゲーム、ひきこもること、そして同人誌を探すことです。
彼女の将来の夢は、ずん子を全国的なアイドルにすることです。
夏はこれですね(〃д〃) #アイス pic.twitter.com/MR4aS60QQG
— 東北ずん子🫛ずんだもん🫛公式 (@t_zunko) August 12, 2023
ひきこもり気質であり、外出することはあまりありません。
趣味は完全なるインドア派で、外に出ることよりも居心地の良い場所で過ごすのが好きです。
彼女は、姉二人の天然ボケとは違い、しっかり者で抜け目のない性格です。
時折、年齢にそぐわない少しマセた様子が描写されることもあります。
東北ずん子の衣装はきりたんが考案したという設定です。きりたんはずん子を溺愛しており「ずん姉さま」と呼びます。
イタコのことは「イタコ姉さま」と呼びますが、時には軽口を叩いて「タコ姉さま」と呼ぶこともあります。