「東北 ずん子(とうほく ずんこ)」は、ずんだ餅をモチーフにした少女のキャラクターであり、それに関連するコンテンツの総称です。

このキャラクターは、SSS合同会社によって創造され、2011年に東日本大震災からの東北復興支援の一環として登場しました。
 

 

 


東北ずん子は、企業が東北地方に本社を登記していれば、手続きなしで広告、商品パッケージ、WEBサイトなどで商用利用が可能です。

また、非商用利用においては、東北6県に限らず手続きなしで無償で利用することができます。


ただし、公式サイトに掲載されている素材以外の、二次創作作品については、各制作者が権利を有しているため、その権利者の許可を得る必要があります。

東北ずん子に関する二次創作においては、各制作者の権利を尊重することが大切です。





キャラクターデザインは、イラストレーターの江戸村ににこさん、声の担当は声優の佐藤聡美さんです。

東北ずん子を制作したのは、もともとアニメ周辺ビジネスを手掛けるために設立された、東京に本社を持つSSS合同会社です。
 

 

 


会社が設立された後、地方キャラクターに注目し、さまざまな事例を元に研究を進めていました。

最初は東北とは別の地方のキャラクタープロジェクトを進めていたのですが、

2011年3月の東日本大震災を契機に、東北地方の支援に貢献するキャラクターを作りたいとの考えから、東北ずん子が生まれました。


東北ずん子は、従来のご当地キャラクターが県単位以下の範囲を対象とするのとは異なり、東北地方全体を元気にするために創られたキャラクターです。

その目標は、東北6県すべてを活気づけ、支援の輪を広げることです。




ずんだ餅をモチーフにしたのは、東北地方全体で広く愛されている食べ物だからです。

また、東北ずん子とともに、姉の「東北イタコ」は青森県のイタコ、妹の「東北きりたん」は秋田県のきりたんぽを元にして制作されています。




このキャラクターグループ、つまり東北三姉妹に関しては、東北地方に本社を登記する企業ならば、申請を必要とせずに商業利用ができるようになっています。

また、非商業利用においては、キャラクターのイメージを著しく損ねない限り、クリエイターや個人による申請なしでの無償利用も許可されています。


この方針は、非商業利用を自由にすることで、動画投稿サイトや画像投稿サイトなどでの二次創作作品の創作・発表を奨励し、

キャラクターの知名度を高める狙いがあります。





東北ずん子は、キャラクターの認知度を高めることを通じて、東北地方内の企業による利用を促進し、

また東北外の企業が商品化する場合には、SSS合同会社に著作権収入が入ることで収益化を図るコンセプトを持っています。


このアプローチは、東方Projectというシューティングゲームを中心としたマルチメディアプロジェクトから

「世界観の構築と、それによって生まれる二次創作の盛り上がり」を参考にしています。


また、熊本県のご当地キャラクター「くまモン」の利用ガイドラインの見やすさも参考にしています。


2011年10月27日に提供が開始された東北ずん子は、その名前のインパクトなどから注目を浴びました。

これにより、東北の企業では食品などで商用利用が広がっています。

この取り組みを通じて、東北地方の魅力が広く伝わる一助となっています。





SSS合同会社は、東北ずん子のさまざまな展開を通じて、独自の企画を実施しています。

音声合成ソフトの商品化や3DCGモデルの無償配布、さらには二次創作のための素材の提供など、多岐にわたる取り組みを行っています。

 

 

 


東北ずん子のキャラクターとしての設定は、能力を持つ生徒が通う小中高一貫校「ふるさと女学院高等部」の2年生です。

彼女は東北3姉妹の次女であり、17歳。誕生日は10月27日です。


趣味はずんだ餅作りで、特技は弓道。彼女は弓道部に所属しています。

高校1年のとき、三陸海岸で雷に打たれたことで、「ずんだアロー」で打った餅をずんだ餅に変える能力を手に入れました。

将来の夢は秋葉原にずんだカフェを作ることです。