今回ご紹介いたしますのは、にじさんじ所属ライバーの周央サンゴさんによる「ウェカピポ」の歌ってみた動画です。この動画は2024年3月6日に、サンゴさんの誕生日を記念して公開されました。

「ウェカピポ」は2003年にリリースされた、ヒップホップグループSOUL'd OUTの曲です。この曲は大ヒットしましたが、ラップ部分が難しくてカラオケ印税が全然入らなかったというエピソードもあるほどの難曲です。


周央サンゴさんは普段から早口であり、非常に活舌が良く、配信中に自分の好きなものについてマシンガントークをしている様子がよく見られます。ナレーションや朗読の技術も確かなものです。

よく口のまわることで有名な人ですが、この動画ではラップまで見事に歌いこなしてしまいました。本職のラッパーではない人が、この曲をこの完成度で歌い上げたのも凄いですが、私は「ア アラララァ」の部分の発音が完璧だったことにも感動しました。
 

 



サンゴさんがウェカピポをカバーした音源は、もともと2023年3月6日に配信された、サンゴさんのバースデー3Dライブのエンディング曲として用意されたものでした。その音源に今回、オリジナルのMVが付けられて再アップされました。

3Dライブのアーカイブに寄せられたコメントには、以下のようなものがあります。


「周央さんと周央さんファンには全く関係のないコメントですみませんが。S.Oファンとして、ウェカピポを自分の声色でここまで歌っておられるのに感動しました。Diggyに声を寄せるのが上手い人なら何人か思い浮かぶけど、アニメ声で上手い人ってあまり思いつかない。

志摩スペイン村の宣伝どうこうでしか存じ上げませんでしたが、少し動画を見てみようと思います。お誕生日おめでとうございます。」
 

 



 

 

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さらに、「とりあえず暇な時に『ウェカピポ』だけ聴きに来てる」「ウェカピポ単体でも欲しい」というコメントもありました。サンゴさんのウェカピポは好評で、SOUL'd OUTのファンの人まで魅了していたことがわかります。

Vtuberに興味がなかった人が興味を持つきっかけとなったのなら、喜ばしい事ですね。私は逆に、最近の曲はあんまり知らないけど歌ってみたがきっかけで知ったりするので、新しい曲から懐かしい曲まで時代に関係なく良い曲を選んでいただけると嬉しいです。


周央サンゴさんとウェカピポとのかかわりは2021年から始まります。サンゴさんは2021年10月12日に、ひたすら歌詞を朗読する配信を行い、その中でウェカピポの歌詞をナレーション風に読み上げるパフォーマンスを行いました。

サンゴさんのウェカピポ朗読は、 声が文章読み上げソフトのようで、英単語の部分ではネイティブのような発音になることが 面白いと評判を呼びました。その評判を受けて3Dライブでカバーされ、さらにそのカバーが、萌え声で歌っているのに完成度が高いと視聴者から驚かれました。





ウェカピポはSOUL'd OUTのメジャーデビュー曲であり、代表曲でもあります。曲名の「ウェカピポ」とは、"Wake Up People"(ウェイクアップ・ピープル)の発音をカタカナ表記したものです。

非常に耳に残りやすく、中毒性のある曲として知られています。ウェカピポは今から約20年前の曲であり、SOUL'd OUTは2014年7月に行われたライヴをもって解散しています。にもかかわらず、インターネット上では今でもたびたび話題に上ります。


2022年6月、Twitter上でSOUL'd OUTを知らない若者が、「スタバの新作SOLD OUT」と入力しようとして誤変換し、SOULD OUTと打ったことがきっかけで、「SOUL'd OUT」が謎のトレンド入りし、「まさか再結成か」とファンがざわつく騒動となりました。

2022年12月、のど自慢大会でウェカピポを歌った人が、本人も予想外の優勝を果たしネットニュースにもなり、それがきっかけでウェカピポを知って新たにファンになる人が現れたりと、根強い人気を誇る曲です。