静寂の夜に錫杖の音響き
沙弥どもの奇し不協の歌奏で

般若の姿が僕に忍び寄り
様悪しき顔で首に手をかけた

澄み昇る今宵に
遺恨の想い乗せた青鳥が訪れ

墨染め衣の小僧の気配が
皮肉にも心乱れさせていく

むくつけし老い声聞こえた
気づけば僕は呪詛を感じてた

亡者の爪がこの肌に残した
死の宣告と呪縛の刻印

心惑いし故に身を埋めて
死の予感…微かに見えた
奈落の底

神変の圧力…時折この身を潰す
赦免の灯は無く

むくつけし老い声聞こえた
気づけば僕は呪詛を感じてた

亡者の爪がこの肌に残した
死の宣告と呪縛の刻印

地下深くから白い手が現れ
死の覚悟…確かに見えた
奈落が