↑SFの世界を彷彿させる異形の機体 前進翼機のSu-47
ありえない凡ミスをのぞけばグッド
前回は、フライトシミュレーターソフトのFightGear用の航空機であるGrumman F-29を試しましたが、今回は同じ前進翼機であるロシアのSu-47を試すことにします。
いずれも英国のサイトであるFGUKの機体ですが、F-29が現ハンガーに収載されているのに、Su-47は収載されておらず、GitHubからダウンロードしました。
ちなみに、F-29のファイル中一番古いものは2014年1月、Su-47は2015年3月となっているので、作られたのはF-29の方がわずかに古いのかもしれません。
実機の方は、初飛行がF-29は1984年12月、Su-47が1997年9月となっており、見た目もSu-47があたらしく見えます。また、Su-47は大型で垂直尾翼も2枚です。
いずれにしても第5世代戦闘機には入れてもらえない、「時代遅れ」の機体にされていることは、前回述べたとおりです。実証機としての成果は、その後に開発の機体に生かされているということです。
実際に飛ばしてみましょう。
機体が表示されない!
↑黒色のペイントがシックなSu-47 ライブラリーは全6種
ダウンロードしてきたファイルを解凍して該当ディレクトリにコピペしても、そのままではFightGearでスタートさせても機体が表示されません。
それもそのはず、調べてみたら3Dモデル設定xmlファイル(Su-47.xml)中のacファイルパス指定の箇所のacファイル名が、Su-47.acであるべきところを誤ってSU-47.acとしているではありませんか。
小文字のuに書き換えるだけで、無事機体が表示されました。ここだけの話、アップされている様々な機体のうちには、ファイルに誤りが結構含まれています。多くは作者が、正式版をアップロードするために、テスト版ファイルを書き写し再度動くか確認しているうちに、整形前後のファイルが入り混じり取り違えるという犯しやすいミスのあるあるです。
簡単な修正で済みますから、Su-47を飛ばせて前進翼機を楽しみましょう。