歓迎!早くなった中国製品の配送 | virt_flyのブログ

virt_flyのブログ

フライトシミュレーターソフトのFlightGearで仮想飛行を楽しむブログです。

↑「独身の日」の値引きで買った中国製品が、年明けのはずが10日で到着

 

輸入で招く困難ー日本は生まれ変われるのだろうか

 

「独身の日」とかでAliexpressの扱う商品があらかた値引きされていたので、思わずセンサーやケーブル、コネクタなどを3,000円ほど爆買いならず薄買い。こんな言葉はありませんが、本人にとしては爆買い。

 

驚いたのは、たいていがもとは2ヶ月後の年明けに発送となっており、自分へのお年玉のつもりだったのですが、なんと10日間でもう届きました。

 

なんで早くなったものか? 一括配送だかになり、業者が急かされるようにでもなったか。あるいはまったくの推測だけれど、これまでは為替相場をみて円高になったら発送していたものが、円安が進みもう下がる一方と見て少しでも高いうちに売り急いだものか。

 

どちらにしても長く待たされて我慢のならなかった中国製品が、昔の通販並みの時間で届くのなら、通販嫌いの私も高い国産品など買わずますます中国製を買うことでしょう。

 

これでは愛国者と自認するのがはばかられますが、ところで国産品てどれだけあるのでしょう? 日本の企業の製品のはずなのにみなメイドインチャイナ。最近の日本製の品質の悪さはそのあたりにあるのかもしれませんが、日本の企業が販売するのなら品質管理くらいしっかりしてほしいものです。そうでなきゃ、ただ変なマージンをとられるにすぎないようなもの。それに日本製は魅力にも乏しいですよね。製品が売れないので、あらたな商品開発もすすまないからなのでしょう。

 

こうした傾向は、円安でも輸出できる製品はなくますます輸入の増大に拍車をかけ、結果、すでになんでもかんでも値上がりという物価上昇がはじまってしまいました。賃上げによる物価上昇なら国民の購買力が上がり、救いがありそうですが、輸入による物価上昇だと賃上げのない国民はますます生活苦にあえぐことになり、ひいては国民経済への打撃は必定。不必要な労働運動の弱体化、非正規雇用の増大による人件費抑制といった誤った国の政策のツケは大きかったのでは。

 

企業経営では、少しでも黒字を出していれば経営は好転していくが、赤字は少しでも続けば見る見る間に増えて抜け出せなくなり、転がり落ちるように経営は悪化してしまうと。日本経済がまさにこの取り返しのつかないラインをわってしまったのでなければいいのですが。

 

実際のところ、かつて全世界の50%を消費する食材も少なくないほど日本が世界を漁っていた時代があったものの、今では中国が世界を漁り日本が買い負けており、日本が食糧危機に見舞われる日がこないとも限らないと言われています。ここでも国の政策で食料自給率を低下させてきた是非が問われることでしょう。

 

一人あたりGDPや国際競争力、科学・技術、エンタメまでを含む学術・文化、企業のコンプライアンスを含めたモラル、それらをひっくるめた日本の国力の衰退、民度の低下は地盤沈下レベルですまず”日本沈没”級。「すごいぞニッポン」という褒め殺しにすっかり乗せられているうちに、深手を負うてしまった感があります。目先の利益しか考えられず、私利私欲に走り後は野となれ山となれで済ませて平気であり、それをまた許す無責任な風潮がはびこった我が国に、生まれ変わることができるのかとなると、はなはだ心もとない思いがします。

 

歴史上、幾多の大帝国が生まれ消えていったことでしょうか。それでも、今もサミット主要国首脳会議に名を連ねる国はあります。日本の将来ははどうでしょう。短くはありましたが、世界一の大帝国アメリカを勢いで凌駕することもあった日本が、今や先進国の周辺にある国扱いをされていて、消滅を予言する人さえあるほど(世界的投資家ジム・ロジャース)。

 

でも、あきらめちゃダメ。襲い来るであろう災難を最小限に乗り切るためにも、みなで現状打破、富の再分配実現の努力は必要だと考えるからです。