こどもパソコンIchigoJam(6)ー互換機で遊んで見る | virt_flyのブログ

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↑ファームウェアをIchigoJam BASIC 1.4.1に更新した自作キットIchigoJam互換機ai.bat.Jam

電池昇圧キット付きこどもパソコン「ai.bat.Jam」キット

前回のブログで、IchigoJam互換機の写真を滑り込ませていたのを、気づかれたでしょうか。

 

実は、前回話題のにしたUSB−シリアル変換モジュールは、注文したものの中国から届くのに時間がかかるのが待ちきれず、ついつい互換機に手を出してしまったものです。

 

なんと言っても、「イチゴ(15)」(=1,500円)より安い互換機を知ってしまったのですから。

 

aitendoのこどもパソコン「ai.Jam-T」キットというIchigJam Tに相当するハーフキットが、999円。「アイテン」というのはまさか「10」(=1,000円)てことではないでしょうが。

 

驚くなかれ、Five−Tenのキットのように、大きなICを使うことでハンダ付けしやすいIchigoJam互換の自作キット「ai.mini.Jam」キットは、なんと695円、チップなしだと495円。ただし、すでに在庫切れ。

 

かわりに、「ai.mini.Jam」と電池昇圧キットをセットにした、こどもパソコン「ai.bat.Jam」キットというのがあって、1,150円、チップなしは950円。何かお得なよう気がし、チップ付きは在庫が2だということで、つられて買ってしまいました。思い直せば、電池昇圧キットなんて要るのかしらん?

 

ところが、よりによって届いたキットには抵抗が1個足りません。足りないとなると、余計なにがなんでも作りたくなります。嫌な性分の持ち主です。足りない抵抗の分だけ残してできるところまで、イライラしながら荒っぽく作業しました。ただし、このキットには作り方の説明など一切書類は添付されておらず、もっぱら基板とにらめっこしながら、パーツの極性などはネットで調べつつ、そこは慎重に作業したことも事実です。

 

↑aitendoのIchigoJam互換機こどもパソコンai.bat.Jamキット(足らずの抵抗を後から合成したので少し変)

 

もちろん最後は日本橋まで出かけて足りない抵抗を調達することにしましたので、結局、安いはずの買い物が行き帰りの交通費が加わり、高いものとなってしまいました。

 

パソコンのやり過ぎで目が悪く、ハンダゴテは先が熱くならない不良品の上、イライラしながら作業しただけに、いもハンダやテンプラハンダができて、この互換機、うまく動くわけがありません。古いテスターは、電池のせいではなくすでに壊れてしまっていたようで、よくテスターなしに、パーツの足が動く箇所を探してハンダ付けのやり直しをしたくらいで、動くようになったものです。

 

なお、キットに付属のマイコンチップは書き込みがされていないのが前提なので、互換機を動かすにはあらかじめファームウェアを書き込む必要があります。書き換えは、ai.bat.Jam上でも実行できました。写真では、付属のLPC1114FN28に替えて、DIP化基板の上に小型のLPC1114FDH28を載せたai.bat.Jamが写っています。書き換えの失敗を恐れて予備にaitendoで購入したものですが、安いはずでDIP化基板に足はなく、ピンをハンダ付けする必要がありました。

 

↑購入したマイコンモジュール(LPC1114FDH28を実装DIP化基版)、比較用にLPC1114FN28(右)とピン(中下)

 

ちなみに、これにはUSキーボード用のファームウェアを書き込んでみましたので、日本語キーボードで入力するのは少々大変です。

 

さて、これは前回のブログに書くべきことだったように思いますが、マイコンチップを着脱しやすいようにICソケットを使っているものの、マイナスドライバーなどを差し込んではずそうとすると無理があり、チップの足がかなり曲がってしまったりします。折れると困ったことになりますから、そこはIC引き抜き治具は必須でしょう。指一本の力でICが引き抜けるものもありますが、ICソケットから引き抜くのですから、そこまで良いものでなくて十分でしょう。

 

↑私が使っているIC引き抜き治具

 

最後に、ai.bat.Jamは電池昇圧基板と上下2段重ねが基本型ですが、電池の交換しやすさを考えれば、電池ケースが下向きになるよう逆さにして重ねた方が都合が良いと思います。