2in1タブレットをTVモニター・キーボード代わりに
作成できるプログラムのサイズがわずか1KB
自作したIchigoJamでBASICプログラムが動くことも確認(注1)できました。ただ、残念なのは作成できるプログラムのサイズが1KBーわずか1KBですよーに制限されることです。IchigoJamは、解像度が256×192と低く表示される文字数も32×24と少ないこともさることながら、凡人の私には1KBではロクなプログラムが書けません。
諦めきれず調べてみると、昔懐かしい「スタートレック」ゲーム風の「IchigoTrek-4K」なるゲームプログラムを作られている方がありました。マイコンチップを大容量版に換えた環境で動作するもの(注2)で、現在ではプログラムメモリーが4KBある「IchigoCake」で楽しむことができるようです。
しかしながら、容量のあるマイコンチップに換装すればコストアップとなり、IchigoJam自体の価格を「イチゴ」(1500円)に据え置くことは困難でしょう。ichigoCakeは、「ちょっぴり大人なこどもパソコン『IchigoLatte』とこどもサウンドグラフィックボード『PanCake』が合体&パワーアップ」した製品でもあるだけに、組み立て済完成品の価格が5,478円(税込み)とお高いのが玉にキズ。タブレットなどと比較すれば、コストパフォーマンスに欠けるのは否めまず、どちらかと言うと用意された高級プログラミング言語の習得や開発をめざす人向きと思えます。
プログラミング教育を広げようというのであれば、あくまでもIchigoJamの価格は1,500円(税別)に据え置いてほしいものです。さほど関心のない方やものになるかわからないと思っている初心者、お子さんの小遣いから出せるのはせいぜい2,000円位まで。私自身、3,000円もしてたら買わなかったでしょう。
そろそろ何かハードが買いたい
IchigoCakeはさておき、そろそろハードを何か購入したくなってきました。
Pancakeでカラー表示、音を出してゲームを楽しもうか、それとも作成したプログラムを保存できるようにROMカセットを手に入れようか、いやいやファームウエアの更新のためにUSB‐シリアル変換モジュールを買うべきか、悩むところです。
↑USB‐シリアル変換モジュールで2in1タブレットにつなげたIchigoJam(黒い丸いものは取り忘れた圧電ブザー)
USB‐シリアル変換モジュールを使えば、IchigoJamをパソコンに接続して、パソコンをキーボードやテレビ画面の代わりにできるそうだし、作成したBASICプログラムをEEPROM代わりにパソコンに保存もできるようなので、まずはUSB‐シリアル変換モジュールから買うことにしましょう。
安物だと動かないものをつかまされる可能性がありますが、IchigoJam本体を買うのと同じくらいの価格がするものを買うのは癪なので、イチかバチかのamazonでの購入にしました。IchigoJamもパソコンなのに、他のパソコンの助けを借りるのは癪じゃないのか、と言われそうですが、お許しを(注3)。
上のスクリーンショットは、購入したUSB‐シリアル変換モジュールで2in1タブレットにつなげたIchigoJamのBASICプログラムが動く様子を、タブレットでモニターしているところのものです。使用したソフトはIJUtilities。
タイトルがUFO GAMEとなっていますが、元のプログラムはShiro SaitoさんのIchigoJamプログラム集にあったSHOOTING GAMEです。前に話したように、液晶テレビの表示範囲がなぜか狭いため、ここでは修正したプログラムと元のプログラムとを実行画面で区別できるようにしていたものが写ってしまったものです。スミマセン。
当初は、amazonで購入したノーブランドのUSB‐シリアル変換モジュールでつなげてもドライバがないと言われ、わけのわからないまま石の名前(CP2102)でWEB検索し、Silicon Labsからダウンロードしてインストール。なんとか動いてくれてるようで、ほっとしましたが…。
IchigoJam BASICが1.4.1にバージョンアップしているので、次にァームウエアの書き換えを試みましたが、残念ながらこちらはうまくいきませんでした。この件はまた今度とします。
注1)IchigoJamでテレビ画面に表示される文字数は、現在32×24文字とされていますが、我が家の少し古い液晶テレビでは32×21文字しか表示されず、ゲーム画面などがはみ出してしまうことを前回ブログに書きました。テレビの映像表示の仕組みを知りませんし、調べもしていませんので、何か解決方法があるのかも知れませんがわかりません。しかしながら、IchigoJamの自作に問題があったわけではなさそうです。というのも、ガレージの奥に放置していた随分古いブラウン管テレビを引っ張り出し、自作したIchigoJamを接続してみたところ、先のような現象は起こらず、正常に画面表示されたからです。
注2)IchigoCakeは、LPC1114/333を2つ積んでいる。
注3)ファームウエアの更新はいたし方ないとしても、ディスプレイやキーボードの代用に他のパソコンを使ったのでは、確かにIchigoJamはなんのためのパソコンかと言いたくもなります。WEB上でIchigoJam BASICを動かせるIchigoJam WEBもあるのですから。そこは、PS/2キーボードは今では手に入りにくいとか、居間のテレビを占領できないとか、インターネット環境にない外出中でもエミュレーターのようにできるとか、ひょっとしてプログラム開発しやすい(?)とかなんとか、弁解の理由をつけられないでしょうか。


