あまりにも恥ずかしい大臣、大企業役員
関電の役員たちが、バックマージンと思しき原発マネーを受け取っていたというニュースには、呆れました。「関係が悪くなるので返すタイミングを伺っていた」というのですから。
受け取る筋合いのお金ではないと認識できているのなら、返すまでは社でプールでもしておくべきではないのでしょうか。さもなければ、バレなきゃ返さなくても良いとたかをくくっていたと見られてもしかたがないのではないですか。
先ごろも先例になりそうな献金問題がありました。国と取引のある企業からはもらってはいけないことになっている献金を総務大臣が受けていたとか。「そんな細かな献金のことまでわかるわけがないし、返したからなんら問題ない」というような釈明をしていました。所轄官庁である総務省のトップなのだから、せめてこうした事態がくりかえされないように、抜本的な対策を検討しますとでも言うべきでしょう。そうしない以上、バレなきゃ返さなくてもよいといっているようなもので、総務大臣としては恥ずかしすぎませんか。
恥ずかしいといえば、もうひとり環境大臣がいましたね。真剣に地球環境を守るために大人の無責任さを追求する名演説している少女がいるかと思えば、クールでセクシーに取り組むべきと人の言葉を借りてカッコつけたはよいが、大臣になりたてでまるで考えは中身なしを世界に露呈してしまったあの人がいました。
喰うのに精一杯で、環境問題はゆとりのある人がやっていること、とかなりひどい偏見をもった卑怯な大人の一人である私に言えたことではありませんが、環境大臣に恥をかかせたのは中身のない言葉をありがたがってきた国民にも責任はありそうです。
マスコミも、他国のタマネギ男をあれほど追求するくらいなら、適当な言葉であしらわれているのでなく、日本の政治家や大企業経営者の責任をとことん追求すべきではないでしょうか。
日本人であることが恥ずかしくなることがあまりにも続き、ついついフライトシミュレーションに無関係な話題になってしまいました。台風被害からの復旧の遅れをみても、すごいぞニッポンと言われたのは昔日のこととなってしまった感があります。
隠蔽と世論誘導が功を奏し、格下に堕したことにも気付かず、いまだに一流国だと錯覚していばっているのがいかにも滑稽です。
「日本には観光資源がある」、「観光立国だ」などといばっていますが、考えてみればこれといった産業のない国がよくやることではないの。日本人は貧しいと蔑み羽目をはずず観光客ばかりではないにしろ、資源の枯渇、住民の迷惑、否、日本人が締め出しをくらい、外国どころか地元から出たことのない国民がいるような状況を思えば、観光ビザに制限をもうけれないものかと思うくらいなのに。
他国民の蔑みを受けずに済むかどうかは、何よりも品格のある国になれるかどうかにあることだと思います。