
はためく旗をダウンロードできるようにしました
はためく旗をつくってみましたが、ある事実に気付きました。はじめにつくったのがベトナムの国旗だったのでよかったのですが、三色旗にしたら、なんと表裏の色が一致していません。表も裏も左から青、白。赤の純になっていて、青の裏が赤、赤の裏が青とおかしなことに。本来、布を染色しているのでしょうから、表の色が裏にまで透け、ポール側から青、白、赤となるのが正しく、裏面のテクスチュア貼り付けは裏返して左右を逆にしなければならなかったのです。
念のために調べてみたら、表裏のデザインが異なる国旗もあるそうです。パラグアイだけだそうですが。一方、星条旗は星型が集まった部分(カントンというそうです)を常に左上にしなければならず、そのため縦に掲揚しなければならない時も、旗を裏返してカントンが左上にくるようにするそうです。イギリスを旧宗主国とする国で、ユニオンジャックを国旗のデザインの1部としている国でも、ユニオンジャックが左上にくるように決められているみたいですね。
どうやら、国旗の多くは染色、いわば片面印刷で裏までインクが染みとおったままの状態と考えてよさそうです。それがどのくらいの割合になるのか気にはなったのですが、そうしたデータを見かけなかったのは、多分圧倒的な数だからでしょう。
ちなみに、星条旗では星の数は州をあらわし、州が増えるたびに星の数が増えるので、デザインも少しずつ変わってきたことは、よく知られています。三色旗も、かつて横縞だったり、色の順番が今と違っていたり、各色等分でなく色ごとの比率が決められていたこともあったと知り、おどろきました。
世界には、ネパールの三角形からなる国旗や真四角のスイスなど、形もサイズもかなり多様なんですね。
とてもすべてに対応できませんので、ごく一般的と思われるパターンのはためく旗をつくり、ダウンロードできるようにしました。ダウンロードのページをごらんください。
図柄は三色旗ですが、他の国のものでもテクスチュアのサイズを合わせ、旗の3Dモデルファイル(acファイル)中のテクスチュア指定の部分を書き換えれば、はためくところ見ることは可能です。なお、3Dモデルは旗だけでポールはありません。タイプは染色形式です。
使用方法は、AIシナリオかなにかで位置(緯度、経度、高度、向き…風向きは反映せず固定です)を与え、旗のxmlファイル(ここではflag.xml)を指定します。
旗の3Dモデルファイル(ここではnflag5.ac)は、flag.xmlを置くディレクトリより1つ下にModelsディレクトリを設けてそこに置いてください(^_^?)。
追記)表裏別形式のタイプも、実は北爆シナリオ(Vietnam War 2)の中にすでにベトナム国旗として存在します。必要であればそちらもダウンロードしてとりだしてください。