この世に偶然など無いのなら | 新居昭乃 オフィシャルブログ powered by ameba

この世に偶然など無いのなら

こちらから一方的にお見かけするのだけど先方の人生にこちらの存在は全く関係がない。
ということってないですか?!

みなさんよくご存知のピーター・バラカンさん。
なぜか一方的に気になる存在です。

最初にお見かけしたのは20年ほど前、スタジオの機械式駐車場で。
その駐車場は、インターホンを鳴らして係の人からその都度番号を聞き、自分でボタンを押して操作しないと扉が開かないという多少面倒なシステムだったのですが、丁度バラカンさんが途方に暮れてらっしゃるところに私が到着し、扉を開けるところまでお手伝いさせていただいたのでした。

次は5~6年ほど前だったでしょうか。ビクターディレクターゆかこちゃんのところにバラカンさんから「アメリカのバンドがVOICESの歌をサンプリングして使ったと言っている」という連絡がありました。 それがその後どうなったのかもさっぱりわかりませんが、「なぜ、バラカンさんが直々に?」と驚いた出来事でした。

その何年か後、手嶌葵ちゃんのコンサートの楽屋でもバッタリお会いしました。 あの謎を解明すべく思い切ってお声おかけしましたが、バラカンさんは私の名前もご存知なく、「そんなことあったでしょうか?」というご様子で全く話も通じず、その場では私、ちょっと変なこと言う人状態でした。

(てことはあのバラカンさんはどなた、、?)

最後にお見かけしたのはラスマス・フェイバーさんのライブを見に行った時。
六本木ミッド・タウンの敷地内、ちょうどラジオの収録か何かで1階のガラス張りのスタジオにバラカンさんがいらっしゃいました。


でもバラカンさんは音楽評論家としてもよく知られるかたで、私がちょこちょこお見かけしても、まぁ不思議ではありません。

不思議なのはホガリくんがよく見かける寺門ジモンさんです!!!

最初の時は、私も一緒にいたのですが、吉祥寺の商店街を歩いていた時。
有名なお肉屋さんでコロッケを買い求める長蛇の列に一般の方に混じってジモンさんが並んでました。

その次は私を新宿まで車で迎えに来てくれた時。
少し時間があったので近くのお店に入ってコーヒーを飲んでいたら、ジモンさんが入って来て後ろの席に座ったそうです。

そして最後は最近のことですが、都内を運転中のこと。高級スポーツカーがず~っと後ろに着いて来るので、あおられているわけではなかったけど、ゆっくり走りたいから「抜かしてくれないかなぁ」とバックミラーをのぞいたら、運転していたのがジモンさんだったとのことでした。しかも目的地の直前まで一緒だったそうです。 

その時も私を迎えに来てくれてたので、もしかしたら私と縁があるのか?とも思いましたが、この広い東京で、すれ違うならともかく延々同じ方向へ走るというのも不思議です。

いつか死んで神様に裁かれる順番を待つ時に、自分の後ろにジモンさんが並んでるんじゃないか
とホガリくんは言っていました。

ホガリくんもジモンさんに特に興味があるわけでもないのですが、なぜか一方的に見かけるだけで何の関わりもなく、ジモンさんにとってはホガリくんの存在すら知る由もなく、彼の人生には全くの無関係。という関係。

これが偶然でないとしたら、一体どんなメッセージなんでしょうか(笑。