FLASHBACK / Shpongle - Divine Moments of Truth | 木漏れ日
2010-10-05 16:05:34

FLASHBACK / Shpongle - Divine Moments of Truth

テーマ:映像作品
前回のアート・オブ・ノイズ作品 「モーメンツ・イン・ラブ」 の最後に取り上げた、色鮮やかなサイケデリック調の
イメージ映像を観ていたら、何となく 「フラッシュバック」 のことを思い出してしまいました。

「フラッシュバック」 は、ダニー・ゴメスにより制作されたフラッシュ・アニメーション作品。
あたかも、アシッド・ドラッグ服用時のサイケデリック体験を映像化したかのように思われる作品です。
(この制作者はスウェーデン人のようですが、それっぽい名前には見えないです。
ひょっとしたら、スペイン語圏地域の出身者なのかもしれません。)




Flashback (Danny Gomez)
「フラッシュバック」 (2000年頃の制作と思われる)。

最初の方に出てくる2人は、怪しげな精神科医と患者の設定となっていて、精神科医については、LSDの
開発者として知られているスイス人化学者 「アルバート・ホフマン」 の顔写真が使われている。

さて、精神科医は、幻覚を訴える患者に対し、シャーマニズム的手法を用いた実験的な治療を開始する。
そして、怖がる患者に向かって 「怖がらないで、恐れることは何もない」 と告げるが、次の瞬間、患者は
深いトランス状態に入り込んでしまう。
そのあとは、めくるめくサイケデリック調の映像世界が展開していきます・・。

なお、この作品に使用されている独特の音楽については、イギリスのクラブミュージック・グループ
「シュポングル」 の 「Divine Moments of Truth」 を無断使用したものだったらしいのですが、その後、
「フラッシュバック」 がネット上で世界的に人気を博していったため、結局はシュポングル作品の
知名度アップにも貢献することとなったようです。





Divine Moments of Truth (Shpongle)
原曲はこちら。 シュポングルの1stアルバム 「Are You Shpongled?」 より。 (98年)

聴いていると、確かにシャーマニックなイメージを喚起させられるというか、神秘的・瞑想的な感覚に
囚われていくような気分になってきます。。




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   Kol Belov