10/8(水)から東京都美術館で開催される【第64回現水展】
有難いことに今年も、協会賞を受賞しました。
【現水展】は現代水墨画協会が主催する全国公募展です。
毎年10月に東京都美術館で開催さる歴史ある水墨画の公募展で、
春には会員だけの春季展も行われます。
樋口鳳香は協会の参事と運営委員を務めています。
今年の出品作は秋の訪れを描いた『風立ちぬ』です。
サイズは120号、狭いアトリエいっぱいに和紙を敷いて
覆いかぶさるようにして描きます。
作品締切は、夏真っ盛りの7月。
汗だくになりながら挑むのが毎年恒例になっています。
物価高が言われる昨今ですが、和紙は職人不足、原材料不足により
それより前から価格高騰の煽りを受けていて、
手漉きの120号となると万単位。安易に描き直しはできません。
10号ほどの小さいサイズで構図や、滲みなどテストを重ねて臨みます。
同じ和紙にテストしますが、
手漉きはサイズによって、また一枚ずつ繊維や薄さが変わることもあって、
実際120号に描いてみると、想像しなかった展開は幾度も訪れます。
思わぬハプニングに構図をその場で微調整したり、
気持ちを切り替えながら、仕上げていきます。
技術的なハプニングは毎度のことですが、
今年の躓きはテーマと構図がぎりぎりまで決まらなかったことでしょうか。
そして最大のハプニングは左肩の不具合でした。
体力と根気が続くなら、もう一枚描きたいと締切3日前まで悶々としていましたが
体調も含め、今のあるがままを受け入れていくことも大切かなと思い
無理をしないことに決め、落款を押しました。
受賞は諦めていたので、受け入れていただけた事に感謝です。
さて、朗らかな秋の日に
皆様にお会いできますことを墨美神と共に楽しみにしております。
【第64回 現水展】
〈入場無料〉
会場:東京都美術館(上野)
会期:10/8(水)~10/14(水)
9:30~17:30・最終日15時閉展
主催:現代水墨画協会
後援:文化庁、東京都、上野の森美術館
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