最近は桜の模写を、集中して描いています。

しっかり写すものではなく、1日の終わりや息抜きに描く程度なので、

読み込みが十分ではないですが、いい刺激を受けています。

書けば書くほど、遠い時代の絵師たちが、とても身近な存在に感じられるのが不思議です。

つくづく感じるのは、今も昔も、ひとの心は変わらず。

花になく鴬、水にすむ蛙の声を聞けば、生きとし生けるもの、いずれか歌をよまざりける
(古今和歌集より)

きっと絵も、自然の声に耳をすましている暮らしの中で、

ふとした景色の移り変わりに心動かされて、筆が動いたのだろうなと。

さあ、桜の季節が楽しみです。

 

 


模写:「禁中左近桜図」より広瀬花隠1818年・西宮市笹部桜コレクション

 

 


 

 

模写:酒井抱一「四季花鳥図鑑上巻」19世紀・東京国立博物館

 

 

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