ひさびさにあまい夕暮れの代官山へ。

蔦屋書店「フランス文学柔夜話(やわやわ)」にうかがってきました。

これは、野崎歓先生の「フランス文学夜話」と堀江敏幸先生の「文学柔夜話(やわやわ)」の合体版だそうです。

なので、登壇されたのはもちろん!

東京大学教授で、フランス文学者の野崎歓先生と

早稲田大学文学学術院教授で、フランス文学者の堀江敏幸先生。



思い起こせば、去年の9月は群像70周年のイベントで小川洋子先生と堀江先生の対談があり、

お二人で日本文学のお話をされたあの時の堀江先生もいい顔してたな〜と思いましたが、

今回はフランス文学が中心ということで、また格別な表情を拝することができました。

野崎歓先生とは学生時代からのお付き合いがあるとのことで

終始和んだ空気の中に、ピリッとしびれるような、その道の探求者同士ならではの言葉がたくさんちりばめられていて、刺激的でもある素敵な対談でした。

野崎先生はときどき「堀江クンは……」なんて言ってしまうほどで、

会話の中でお二人の時間がす〜っと当時に戻っていくのを感じられました。



素晴らしい先生方に対してかわいいなんて言ったら失礼かもしれないけど、

お二人のやりとりが時々、純粋な青年の時そのままのようで、

対談の後はサイン会となり、

野崎先生、堀江先生の順にサインをしていただいたのですが、

まず野崎先生がサインしていると、堀江先生が手元をちょっと覗くようなそぶりをして

「堀江クン、見ないでよ。キミ字が上手だからさ……」

と野崎先生がおっしゃっていて、なんとも微笑ましかったです。



愛のあふれる対談。

次の企画も、心待ちにしております♪
 

 

 


 

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