水墨画の仲間、と言っていいのかな?
同じ団体、同じ協会に所属している方は年配の方が多い。
毎月お会いするお友達で、すこし体調を崩されて、
息子さんに付き添ってもらって教室に来られる方がいる。
その息子さんが本を出版したというので、
「わあ、すごいですね」なんて皆でひとしきり盛り上がった後に
「実は樋口さんも、小説をお書きになるのよ」
とその方が息子さんに紹介してくれた。
「小説も書き続けていらっしゃるんでしょう?」
と訊ねられたので、他のお友達が
「樋口さんは今年は他の文学賞の入賞が決まっているそうよ」
と囁いた。
その瞬間、その方のお顔がふわ〜っとほころんで、まるで花のようだった。
久々に見た満面の笑顔で、私のことでそんなに喜んでくださるのが、とても嬉しかった。
来年はこの出版賞にも応募してみようかしら。
その本がこちら。
第一回草思社 出版賞 金賞受賞
『震災ジャンキー』小林みちたか・著(草思社)
8月5日より全国書店にて発売中
話変わって。
ちなみにこの夏、お目もじ叶ったのは、今村翔吾さん。
強い意志を持って今をひたむきに走っている人とのお話は刺激になります。
羽州ぼろ鳶組シリーズ
『火喰鳥』今村翔吾・著(祥伝社)
『夜哭烏』今村翔吾・著(祥伝社)
全国書店にて発売中
すでに年内に4巻目まで刊行の予定のようです。
すごい勢いだ。
