10月に東京都美術館で開催される『第56回現水展』
今日はその主催である現代水墨画協会(現水)についてお話しします。
水墨画の現代的表現を創生する『現代水墨画協会』は、今年56年目を迎える歴史ある会です。
現在は全国に287名の会員がいます。
先達が現代水墨画協会を立ち上げて56年。
水墨画といえば山水、花鳥風月と言うイメージだった時代に
『現代水墨画』というジャンルを起こそうと、
『第1回現水展』を立ち上げた先達のフロンティア精神を受け継いで協会は今に至っています。
「ここまで決して平たんな道ではなかっただろう」
と55回記念展で話された根岸理事長も4回目からの出品だそうです。
変化し続ける流れの中でずっと先頭を走り続けるということは、
簡単に真似できることじゃない、素晴らしいことだと思います。
現代水墨画協会では、展覧会を年に2回開催しています。
(地方巡回展が開催される場合もあります)
春には王子の北とぴあで『現水春季展』
秋には東京都美術館で『現水本展』
秋の本展は全国公募になるので、一般の方の応募も可能です。
鳳香は今年から運営委員として、会のお手伝いをすることになりました。
これまで先達が培ってきた豊かな土壌に、実りある未来の種を蒔けるように
時間と、人と、技をつなぐ努力を積んでいきたいと思っています。

『第56回現水展』
会期:平成29年10月7日(土)~10月14日(土)
会場:東京都美術館
主催:現代水墨画協会
後援:文化庁・東京都・上野の森美術館