ロベール・ドアノーの記録映画
「パリが愛した写真家・永遠の3秒」
監督はドアノーの孫娘のクレモンティーヌ・ドルディルさん。
初日は監督と芥川賞作家でフランス文学者の堀江敏幸さんのトーク付きでした。
堀江先生はドアノーの「不完全なレンズで」を翻訳されたご縁から今につながっているそうで、
今回の映画にも登場します。
スタイリッシュでありながらユーモアに溢れた作品の数々と、
残された上質な言葉たち。
メモを取りながら見たい映画でした♪
あんなに積極的に毎日のように街に出て、
コミュニケーションを取りながら街に生きる人々を写していたのに、 映画の最後に
「パリの市内にいても寂しさを感じる。写真は過ぎゆく時間との孤独な戦いだ」
というような本人の肉声があり…。
やはり物を創る人はより良い仕事のためにコミュニケーションを図りながらも、
その言葉はユーモアに溢れているようでも、
その実、常に孤独な創作活動と戦っているのだなと思いました。
ドアノーの写真展も開催中です。
『ドアノーのパリ劇場』
@写大ギャラリー(東京工芸大学芸術情報館2階)
2017.4.17〜6.11・10:00〜20:00