麻布のお山の話のつづきです。
最後のアナウンス
地下歩道手前を左折して直進、
行き止まりの手前右手の建物。徒歩約8分。
で、そこに現れたのは、白に天色の爽やかな色調の木造の洋館。
なんと、昭和11年築だそうです。
内装はとてもきれいに管理されていて、
みがきあげられた艶も重厚さもあり、
初めて出会ったクートラスの作品が居心地よさそうに
そこに鎮座していました。
作品の写真はおさめていませんが、
タロットカードサイズの”カルト”は、
ほぼ毎晩制作していたとのことで、
膨大な数の作品を残した作家です。
作品集もいくつか出ていますので
興味深い、カルトやグアッシュがどういう素材を使って、
どういう工程で制作されたのかなども書かれているものもあります。
『Robert Coutelas 1930–1985
ロベール・クートラス作品集 ある画家の仕事』
*小川洋子先生が寄稿されています。
『ロベール・クートラス
僕は小さな黄金の手を探す』
*堀江敏幸先生が寄稿されています。
会期は明日、日曜日までです。
ロベール・クートラス展
Gallery SU
http://gallery-su.jp/about/index.html
会期/2016年10月2日(日)まで
時間/12:00-19:00