ひとり白百合会。
歩くのに心地よくなってきたので、
昔はタヌキも出たという麻布のお山を登ってきました。
もちろん目的はその先にあるというギャラリー。
麻布台界隈は大使館やら公館が多く、高級住宅街でもあるので
縁がなければ来ることはあまりなく。
歩いてみて、その山と谷の起伏の激しさにびっくり。
九段坂は今はなだらかな坂に整備されているけど、
麻布は、武家屋敷があった頃の地形をそのまま残しているんじゃないかな。
眼前に突如現れるこの断崖絶壁。なんなんだ!
蹴飛ばされ谷底に突き落とされたホトケ様の気分になる。
私は方向は大丈夫な方なのだけど、
目白と麻布台はタヌキにダマされるように頭の中の磁石がかき回されます。
街の作りに違和感があって、というのは現在と過去が絡み合っていて
時間と空間の隙間に吸い込まれそうになるの。
この複雑に入り組んだ道!くらくらする。
一般道に高速の上下線に、山に抜ける歩道付きの道。
すっかり体内磁石の狂った私は、
お経代わりに地図の説明をブツブツ唱えながら歩くことに。
麻布十番駅(東京メトロ南北線、都営地下鉄大江戸線)6番出口より
飯倉片町・六本木一丁目方向へ直進(上り坂)。
うン。お山を登ったね。
飯倉片町交差点を渡らずに右折し、
渡らずに右折ね。向かいにテレビで見たことある外務省の公館がある。
おっ、東京タワーじゃん。
最初の角にある「レストランキャンティ飯倉本店」を右手に曲がる(下り坂)。 本当に下り坂だ。
おっ、狸穴の文字発見!ここらの窪地は狸穴町です。
坂を下りてすぐ右折し、 地下歩道手前を左折して直進、
えっ、これ高級住宅地の麻布台?と、つぶやいてしまうほど
古い昭和のまま置き去りにされた街になっている。
狸穴町はいわゆる谷に当たる土地。
江戸時代には、下級武士が暮らしていたんだろうか?
行き止まりの手前右手の建物。徒歩約8分。
高台から窪地へ、コの字に曲がって到着。と相成りました。
ようやくギャラリーに到着。ですが、
長くなったので、また後ほど。
つづく!