5月は地球が火星に最接近しています。

ここまで火星と地球が最接近するのは、縄文の頃以来だそうです。



地球は太陽の周りを1年かけて周ります。

火星は2年かけて周ります。

5月31日、地球が火星に最接近する時、

つまり地球が火星を追い越すときです。



先日の講座で、このときのイメージを電車に例えて伝えてくれました。

御茶ノ水から中央線に乗ります。

同時に総武線が出発します。

互いに進行方向に進んでいるはずなのに、

総武線が下がっていくように見えます。



追い越すとき、地球から見ると、後退して見えるんですね。火星の位置が。

他の星(恒星)は毎日決まった角度で東から西へと動いていくのに。

惑星には逆行がある。

ゆえに惑星というのは『惑う星』と名付けられたそうです。



で。天気予報によると、

明日より今夜の方がよく見えそうだとのことです。

火星のすぐ近くには、土星と、さそり座のアンタレスが見えます。

アンタレスとは火星に対抗するものという意味で、

火星と同じ赤い色をしています。

ぜひ今夜、南の空を見上げて、ふたつの赤い星を探してみてください。

見上げると言っても、20度から30度のあたりになります。

20時頃は南東に。23時に南中して、2時は南西です。

首が疲れなくていいですね♪