墨~インディアンインクは
煤と膠によってできています。
あまり知られていませんが、
膠は動物性のたんぱくのため
その独特のくさみを消すために
墨には香料が使われています。
メーカーによって香料はさまざまですが
墨を摺る匂いが好きだという人は
きっとその香りが好きなのでしょう。
ベチバーのエッセンシャルオイルを嗅ぐと
墨を思い出す、と言われる方が多くいます。
ベチバーは、根から抽出されるオイルなので
しっかり足を地につけて
前向きなエネルギーを与えてくれる香りです。
インディアンインク・アートテラピーは
ベチバー様の香りの墨を丁寧にすることから始めます。
水を加えることで墨は薄墨と変化し、
和紙の上で縦横無尽にひろがっていきます。
アートは自分を映す鏡です。
年代によって、季節によって、周囲の人によって、
さまざまな外的変化によって変化し続ける、
水面のような、その時の自分のこころのありようです。
筆を持って、真白い紙に向かう時、
それは日常生活の中で埋もれている自分の中心を探しだし、
自分の宇宙を再構築する時間でもあるのです。
墨をにじませて描く「墨の華」
ご一緒に描いてみませんか?