おとといから新宿 ヒルトン東京 で開催されている墨映展。

毎年1回、仲間が集い、

同じ顔に会いつづけてきたが、

それぞれの表情に時の経過が刻まれてきた事に、

はっとする瞬間がある。

それは自分を映す鏡でもあるからだ。



グラフィックデザインの延長感覚で、

気まぐれに始めた水墨画も

思い起こせば2006年の全日本水墨画秀作展がデヴューなので、

かれこれ8年が経とうとしていた。

その間に始めた子育て支援ボランティアもすでに5年が過ぎた。

どこをどう歩いてきたのか地図もないまま

ただひたすら白い宇宙に挑み続けて

全国水墨画美術協会では、無鑑査枠まで辿り着けた。



たぶん、これからもずっと描き続けていくのだと思う。

ではなぜサロンを開業するのかと問われると…

これまでと違う形で自ら発信していかなければ、

これ以上なにも変わらないと思ったからだ。

地域でボランティアをするだけ、

展覧会のために黙々と描き続けるだけ、では、

世界が広がっていきそうにないと感じたからだ。

香りからインスピレーションを得ることもあるように、

人に出会って、なにかを発見することから、

始まるものも、ある。



いま『aroma & art まほうの森』 はアロマを中心に組み立てているが、

アロマよりも長く携わってきた広告やグラフィックやアートの世界を、

噛み砕いて分かりやすく再構築して

ワークショップや講座を増やしていけたら…

と、ささやかな夢を描いているんだ。