【夏至】 ふと目にとまった新聞の紙面で 今日が夏至であったことに気付いた。 冬を越え、春を越え、はやくも季節は夏を迎えるのだ。 慌ただしく過ぎていく毎日の中で 新しく出会うもの。 忘れ去られるもの。 数限りない。 宇宙の星のようだ。 人生はイグアナの瞬く間に過ぎていく。 颱風一過の風に次の季節を感じるように、 生きている限り 常に次の季節を待ちわびてしまうのかもしれない。