一日復一夕(日々

一夕復一朝(刻々と

顏色改平常(容顔は衰え

精神自損消(精神は消耗していく

胸中懷湯火(火のごとく燃える想いゆえに

變化故相招(この変化に苛立つ

萬事無窮極(万事に終わりはなく

知謀苦不饒(知謀の足りぬ事に苦しむ

但恐須臾間(恐るべきはほんのわずかな間に

魂氣随風飄(死んで魂が風に翻るごとく吹かれていく事よ

終身履薄冰(一生薄氷の上を踏み進むような

誰知我心焦(この焦りを誰が知るだろう 

(阮籍「詠懷」より)




ふりかえると、去年も同じ詩を引用していた。

日ごとに深くなるこの得体の知れぬ焦りは

情熱の種火だ。

追いかけても追いかけても届かないのは

求めるものが尽きないからだ。

人生には限りがあるのに…。

…2012年は水神の年。

この尽きぬ魂の乾きは癒えるだろうか。