縁あって小学校で水墨画を教えることと相成った。

対象は6年生。

昨今では特別授業として外部から招く講師を

ゲストティーチャーなどいうらしい。

人に教えるという行為は

自分を見つめ直すという事と同じだ。

うまく伝えきれない想いは、

うまく表現できず思い悩む作品に似てる。

計算づくでなく、ひとつずつ体当たりで言葉にして、

ようやく見えてくるものがある。

子を育てることによって親になると言われるように

「先生」という存在も

生徒に教えることによって先生になるのだろう。

そういう意味でまだまだ先生になり切れていない自分がいた。

想定外のハプニング、段取り不足やらあれこれ反省は多い。

しかし明日の自分への糧だと胸を張ろうと思う。

すばらしい機会に巡り会えたことに感謝だ。