書家の寞山先生の訃報がとどいた。

10月3日のことらしい。84歳だった。

メディアにも多く登場されて親しまれた先生なので、

子供のように無邪気にがははと笑う姿を

思い出される方も多いだろうと思う。



やはりNHKの水墨画入門などで親しまれていた

岩崎巴人先生が亡くなったのも今年。5月9日。

3月の秀作展授賞式でお会いしたのが最後となった。

92歳だったので、大往生と言えるだろう。

最初にそのお姿を拝したのが上野だった。

そのためか先日上野で展覧会を見た帰り道

巴人先生の後ろ姿を見たような気がして

なんだか落ちつかなかった。



先生方の背中を見ながら後を歩くわたしたちは、

どの道を進んでいくのだろう。

まったく新しい道を拓いていけるのだろうか。



人皆直行 我獨横行

合掌。