6/30(金)

渋谷のクラブクアトロ

 

クアトロの35周年を記念した

ペトロールズと離婚伝説のツーマンLIVE。

 

 先行ACT、離婚伝説

 

とても気になるグループ名ニヤリ


先に説明しておきますと

マーヴィン・ゲイのアルバム

「Here My Dear」

の邦題からつけたそうです。

※何故そのような邦題かというと、このアルバム、離婚の慰謝料の為に作られたかららしいです。

 

 

2022年に結成し、同じ年の8月に初楽曲が配信されたというまだホヤホヤな2人組。

 

私はたまたま離婚伝説についてはこの記事を読んで知っておりました。

「不思議(星野源)」を最強楽曲に挙げるなんて

なんと耳が良いのだろうと、

この人たち信頼できるわー、

と思っていたんですよ。

(「不思議」は自分史上最高楽曲の1つと思っている私)

その時に配信楽曲も全部聴きました。

「おおアップ良いじゃない照れ」と。

フィリーソウルっぽいメロウさと爽やかさと透明感と郷愁と。

でも音は新しくポップ。

かといってお仕着せじゃない。

奇をてらってる感じもない。

聴いていて気持ち良さを感じます。

 

とはいえ

 

まさかクアトロが周年記念LIVEで

ペトロールズとのツーマンを組んでくるとは。

本当に注目度の高さがうかがえます。

 

LIVEはバンドセットで。

 

<1曲目>

「愛が一層メロウ」

とてもクセになる楽曲なんですよねぇ。

メロディラインもいいし、歌詞の充て方とかループとか。

本当にメロウだし。

家帰ってからも口ずさんでましたもん。

 

<2曲目>

未配信曲。

(「どうしてくれるの 抱きしめてくれたのに」という歌詞)

LIVEでボーカル&演奏のこの安定感や透明感、

彼ら、ガチでホンモノだなぁ…

と感心。

 

<3曲目>

未配信曲。

全編英語歌詞だったかな?

当然ながら雰囲気ばっちりです。

 

<MC>

クアトロの35周年についてお祝いの言葉を述べつつ

35周年という歴史の長さについて

 

松田さん(Vo)

「俺らが生まれる前からって(そんなところでLIVEできて)感慨深い」

という感想。

 

別府さん(Gt)

「最近涙もろい。32歳位だけれども涙もろくなる。」

「じいちゃんとばーちゃんが一緒に散歩してるの見かけるだけで泣けてくる。」

 

<4曲目>

ジングルのような短い曲。

ミッシングユ~♪みたいなこと歌ってましたが

あえてこのような短めな曲をMC明けに挟んでくるとは

なんてシャレオツなことするんですか。

 

<5曲目>

「スパンコールの女」

この曲も「愛が一層メロウ」同様に

クセになるやつですね。

キャッチ-なところ入れてくるのが本当に上手い。

これも帰宅してから「ふっ、ふっ、ふ~♪」と口ずさんでしまっておりました。

 

<6曲目>

未配信曲。

切ない感じの歌詞だった気がする。

いや、離婚伝説はほぼほぼメロウなのでこれだけに限った話じゃないのですが。

 

<MC>

別府さん「(ギターの?)パーツ外れちゃって付けたいかな」

松田さん「告知しちゃおうかな?…グッズ売ってます(笑)」

なんか、可愛くてほっこりするこのお2人。

この日から新グッズとしてタオルが投入されたとの事。

ファンが「買ったよー」と声を掛けると

「ちょっと(買ってくれたという声が)少ないかな(笑)」

 

松田さん

「今日ははるばる家族が見に来てくれてます」

「どこに居るかな?」

って、松田さんのファッションスタイルが70’sなので

そのセリフから始まって客席の家族探しちゃう流れがものすごく懐かしい感じ。

あと、何か愛情深さを感じますねぇ。

 

今後のイベント告知もして。

 

「じゃあ、曲やろうか」

「大切な人を想う曲です。」

 

<7曲目>

未配信曲。

「会いたいと願うたび 少し苦しくなる」

みたいな歌詞が聞き取れました。

 

<8曲目>

未配信曲。

ビーチサイドとか渚とか裸足とかが歌詞に入ってましたね。

 

<MC>

新配信曲、「さらまっぽ」の話。

さらまっぽ、とはタガログ語で「ありがとうございます」の意味のようです。

聴いてくれた人、と客席に訊いてきたので「はーい」と挙手しました。
前々日に『たかの』にラーメン食べに行く道中で聴いてたので。

 

「あと2曲で終わりです」

と言うと客席から

え~!と控えめ人数の声。

「ペトロールズ早く出てこいと思ってるんじゃないの?(笑)」

「俺らも見たい(笑)」

うん、この2人、愛のある人達で好き。

 

<9曲目>

「さらまっぽ」

これまで配信されている3曲のメロウ度に比べると

わりと、表というか、空というか、全年齢へ向けての広がりが感じられるあたたかな曲。

けっこう、企業とか、タイアップで使ったら良い印象のCM作れそうな感じ(笑)

良い曲です。

 

<10曲目>

「メルヘンを捨てないで」

これをラストに持ってくるのはエモい。

配信楽曲、全部レベル高いのでどれが最後でもラスト曲に相応しいのですが

この情緒感が一番深いやつがLIVEの最終楽曲のセンス、とても好みでした。

 

最後、別府さんのギターがめちゃめちゃ唸っておりましたね。

 

「このジャンル!」って一概にひとまとめで括れない深さ。

 

もう十二分に高いところにいる2人組でいらっしゃいましたので

これから楽曲が増えていくのが楽しみですね。

 

ご本人たちも「愛」をテーマに掲げていて

それがこちらにもシンプルに伝わるのが好印象でした。

 

来年のフェスはかなりひっぱりだこなのではないでしょうか。

 

 

そしてなんと。

 

一緒にLIVEを見た連れがすっかり離婚伝説にハマりました。

家で曲流しては楽曲の良さにゲラゲラ笑っております。

(良過ぎて笑いがこみあげてしまうらしい)

あと「Stylisticsやん」って喜んでますね。

 

あと松田さんがトッド・ラングレン(ビジュアル)みたいだと言って我が家ではツボっています。

 

こちらのYou TubeはLive仕立てで3曲聴けます。良いです。