みなさんこんにちは。

日本語の美しさに気づこう! 第2回です。

(※日本語の美しさに気づこう!第1回は、こちら

 

令和になって、間もなく2年が過ぎようとしています。

 

令和のこれまでを振り返ってみると、

ラグビーワールドカップ日本8強や、吉野彰さんにノーベル化学賞など、

日本人の活躍が世界中に評価された輝かしいニュースがあった反面、

台風が相次ぎ甚大な被害をもたらしたり、コロナウィルスが蔓延したりするなど、、

これまでの日常を一変させるほど私たちの生活を脅かす出来事もありました。

(※以前は可能だったこのような研修会も今では「オンライン」開催に)

 

月日がたつのはあっという間で、早いものですね。

初めは「令和」という年号に慣れるのかな? と思っていました。

 

しかし、今、改めて見てみると「令和」という年号はいいですね。

 

今回は、福島市の古典文学研究家である金澤武男さんから伺ったお話を

この場をお借りして皆さんにお伝えしようと思います。

 

金澤武男さんは、年号の「令和」に美しさを見いだしています。

 

年号である「令和」の漢字を見てみましょう。

「令和」の「令」は、「清らかで美しい」とう意味を表す文字です。

「清らかで美しい」。姿形も心も「清らかで美しい」、

 

そうなりたいですね。

 

「令」の仲間の文字は、結構あるんですね。

「令」に二水をつけると「冷」で、「清らかな水玉や氷」。

「令」に玉偏を付けると「玲」で、「清らかな玉」を表します。

「令」に人偏を付けると「伶」で、「清らかな人」となります。

「令」に立心偏を付けると「怜で、「心が澄んでいて賢い」。

「令」に虫偏をつけると「蛉」で、「細くて清らかな虫」であるとんぼ。

「令」に日偏をつけると「昤昤」で、「光の影が清らかで美しいさま」。

 

このように、「令」の仲間の文字は、いろいろありますね。

 

これらの文字を「家族文字」といいます。

いずれも「清らかで美しい」ことを表しています。

 

「法令」も「法で決められた美しい決まり」のことなんですね。

 

「令和」とは「清らかで美しい時代、世の中」。

いいですね。

 

福島市の古典文学研究家である金澤武男さんのお話から

年号「令和」の美しさについてご紹介しました。

 

ありがとうございました。

では、次回の「日本語の美しさに気づこう!」をお楽しみに!

(※日本語の美しさに気づこう!第1回は、こちら

 

 

 

今回お話を伺ったのは、

福島市の古典文学研究科である金澤武男さん

現在、桜の聖母生涯学習センター講師としてご活躍中です。

最近は、万葉集を中心に研究なさっているようですね。

令和3年3月13日(土)には、郡山市講座の講師を務めるそうです。

 「~愛とロマンの~『万葉集』を知る

金澤武男さんのお話が聞けるいい機会です!