Norton Internet Securityの体験版を使ってみました。

Nortonの感想を一言で言うなら「Quorumがスゲー」です。

Quorumとは、世界中の3,000万人以上の評価に基づいて、信頼できるファイルまたはアプリケーションを決める仕組みです。この仕組みでウイルス検出率はすごい上がったとか。
3,000万人以上とはさすが世界No.1シェアのノートン。あなたにしかできない仕組みかもしれません。


ノートン先生の新しい技術をまとめましたので一読ください。

■Quorum
「Quorum」とは、ファイルとアプリケーションに対して、その作成日時、ダウンロード元、デジタル署名、普及度など数十に及ぶ特徴を記録します。これらの特徴が複雑なアルゴリズムによって分析され、ファイルやアプリケーションの評価が決定されます。この評価に基づいて、ファイルやアプリケーションの信頼性レベルを特定します。これによって、ノートンは従来のセキュリティモデルでは「不明」というグレーエリアに分類されていたファイルを、「信頼できる」または「信頼できない」に識別することができます。


■Quorumを用いた新機能
【その1】 ノートン ダウンロードインサイト
アプリケーションをダウンロードしたときに、即座に安全か危険かをポップアップで教えてくれる機能です。


【その2】 ノートン インサイトネットワーク
シマンテック独自のクラウドベースのアプローチを活用しており、Quorumテクノロジーによって、従来のブラックリスト・ホワイトリスト型のセキュリティを超えるマルウェア検出率をたたき出します。

【その3】 ノートン システムインサイト
画面上部に「ファイルのダウンロード」などのPC上で起こっているイベントを、下部にはシステムパフォーマンスを表示。これにより、どのイベントがPCの速度低下を引き起こしているかを容易に特定できる。

【その4】 ノートン スレットインサイト
ユーザーの PC で検出された脅威 (スレット) についての詳細 (脅威の存在した URL) や最初に接触した日時などの有益な情報を含む)を提供します。

【その5】 ノートン ファイルインサイト
ファイルとアプリケーションの配布元、信頼性、コンピュータの処理速度に対する影響度を表示します。ファイルを右クリックして「Norton ファイルインサイト」を選ぶことによって表示できます。


■SONAR2
従来のシグネチャを必要とすることなく怪しい行動を見てマルウェアを検出する技術。
Quorumのレピュテーション情報だけでなく、ファイアウォール、ネットワーク通信 (IPS)、PC 上の場所や作成者などのファイル属性からのデータを活用し、どのタイミングで脅威として検出するかを判断します。


さらにすごいのは、ここまで新技術を採用していながら、2009バージョンよりも軽いということ。
実際に体験版を使用してみても、スキャンも速いです。
独立した第三者テスト機関である PassMark Software によるとNorton 2010 が一番速いといっています。


こちらは、Norton Internet Securityの管理画面です。かっこいい。

ウイルスソフトのランキング


やばいね。ノートン。値段が高いのを除けば、今年のイチオシかも。


ちなみに、下のサイトはしょこたんが出演しているNortonのTVコマーシャル
しょこたんテレビコマーシャル - Norton



参考:
シマンテック、ノートン 2010 製品を発表 ネット犯罪に対抗する革新的な検出技術を搭載

「ノートン 2010」が発売、3000万人で脅威を評価する「Quorum」実装 - Enterprise Watch