日本ではレストアだのレストモッドだのという言葉が一人歩きしているように感じているのは私だけでしょうか?また「カスタム」という名の見た目を変えただけのモノにも違和感を覚えます。
特にゲレンデに関してはホイールや外装を派手なモノに交換するのが「カスタム」と呼ぶ傾向が強いようです。
ではこのW460 230GE M102 2.3リッター 4速ATの「オリジナル」が良いのかと言えば、全くそうは思えません。
非力なエンジンに、ドン臭い4速ATで2tonになんなんとする車体を引っ張ることは無理があります。
かと言って、近年のゲレンデヴァーゲンのようなパワーも不要だと感じる上にあんな乗り心地でどこにも出掛けたくないと思います。今回のスワップはパフォーマンスよりもフィーリングにフォーカスしたものです。
もうこれからM119のようなエンジンが造られることはありません。
内燃機関としてフィーリングとパフォーマンスをバランスよくまとめられたピークだったと思います。
もしろん、ボディはフルブラストしてベアメタルから仕上げます。
シャシーは向上したパフォーマンスに見合ったものにチューニングされます。
それがRESTOMODと呼ばれるものであると思います。
上の画像はM119&722.6を仮搭載したものです。
3Dスキャンして位置を確定してブラケット類の設計ができたところです。
「だいたいこんなモン」みたいな箇所はどこにもありません。
因みに、この車両は見た目はオリジナルとほぼ変わるところが無いものになるでしょう。
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