W109 300SEL 6.3 エアサス考察 | 60's ~ 80's 輸入車専門店Virage development (ヴィラージュ デヴェロップメント)

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フロント左。

フロント右。フロントは両輪共に独立したハイトコントロール・ユニットが備わります。

 

リアは左右が一本のパイプにより繋がれており、

 

トーションバーにコントロールバルブが一つだけです。

後輪はこのバルブを左右で共用します。

左右が独立してコントロールされていません。

この部分が大きなネックになるでしょう。

 

因みに、下の画像はオリジナルのエアの配管ですが、本来配管内部はスーパークリーンであるべきです。

このような状態のものはアウトです。

他の部分の状態も窺い知れます。

四輪のエアバッグユニットはオリジナルを使用しますが、下の画像のコンプレッサー、タンデムポンプ、ヴァルブユニットと共に、

前輪、後輪用のコントロールバルブは全て排除します。

そして全く新しくシンプルなシステムをインストールします。

 

60年代にエアサスを全て「機械仕掛け」で成立させた技術は、それはそれは大したことです。

先日メルセデス・ベンツの人間と話した際にも「シンプルなシステムだからすぐに直せる」なんて話していましたが、

これだけ多くのユニットがそれを構成しているということは、それだけ多くのリークポイントがあるということです。

しかも新品の供給が無い今、これらを全てリビルト品などに交換するととんでもない金額になります。

もちろん、オリジナルのままキープすることも可能ですが「漏れたところ」だけを修理するようなことをしていると、いたちごっこになるということを、何十年もやってるならばいい加減分かってもよさそうなもんですが、いかがでしょう?

それを診るショップだけの話ではありません。ショップも客から予算が出ない限りそれが叶わないのですから。

 

とにかく、この個体はオリジナルのエアサスに比べて遥かに信頼性が高く、さらに快適な乗り心地を提供するものになります。

というか、ならないはずがありません。

 

 

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