W460 OM603 turbo 5 MT conversion | 60's ~ 80's 輸入車専門店Virage development (ヴィラージュ デヴェロップメント)

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とっくに始動しているW460ですが、

動き出すまでは想定できなかった事柄が露呈します。

オリジナルの5気筒NAエンジンから6気筒ディーゼル・ターボにスワップしたため、冷却に少々問題が発生しました。

 

カップリングとファン、及び電動ファンをハイパワーなものに変更しました。


 

ここで気を付けないといけないことは、高温のケアのみにフォーカスして、冬場に水温が上がらずにオーバークールに陥ることが多いこと、更に当時のメルセデスのエンジンは高温を保つことを前提に様々なセッティングを施していたことが窺えるからです。

 

エアコンは冷却性能及び風量共にW460のオリジナルを遥かに凌ぎます。

コンデンサー、配管、その他エアコンに関する様々な部分がワンオフで製作されています。

何か一つを新しいものに替えたところで、他の部分が古いままの設計だと意味がありません。

あくまでエアコンも「システム」としてとらえるべきです。

登坂時には渋滞の発生源となり、高速道路では一番左側のレーンの走行を余儀なくされた嘆かわしい状況は、エンジンのパワーアップと共に一段増えたマニュアル・トランスミッションによりすぐに忘れ去られてしまいそうです。

 

こういうアップデートで重要なのは、作業そのものはもちろんなのですが、実はそれだけではありません。

臓器移植を受けた患者が他人のDNAの一部を受け入れるまでしばらく期間を要する、もしくは死ぬまで受け入れられずに違和感を感じ続ける、もしくは受け付けずに寿命を待たずに死亡するように、自動車のような機械も移植されたものを元々そこにあるものと周波数を同調させる必要があります。

 

このようなことを書くとすぐに「オカルト」だの何だのと騒ぐ方がいらっしゃいますが、量子力学というようなものに少しでも理解がある方であれば少しは理解できるのでしょうか。

案の定、始動したばかりの頃は全てがバラバラに動いているような雑味を感じていましたが、「エッセンス」を加えた上で、いわゆる「ランニング・イン」をしてやればみるみる同調されました。

 

因みに、エンジンなどをO/Hした後の「慣らし」次元の話ではありません。

 

 

 

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