W124 バックギアで引っ掛かる。 | 60's ~ 80's 輸入車専門店Virage development (ヴィラージュ デヴェロップメント)

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アレやコレやと忙しい時にこの722.428はリビルトも新品も無しとのこと。

ATの専門業者さんに丸投げしようかと思いましたが、久しぶりにやります。

何年かATのO/Hに縁がありませんでしたが、ATもやります。

今回は「バックしない」症状(油圧が掛からない、掛かってもダダ漏れ)ではなく、反応はあるが「カッカッカッカッ」という感じで引っ掛かる状態です。


W124 バックギアで引っ掛かる。


原因はコレ。


W124 バックギアで引っ掛かる。


スプリングワッシャーが折れてしまっています。これがLB3に引っ掛かっていたんですね。

金属疲労なのか何なのか分かりませんが、とても大きなトルクが掛かる機械ですから扱いとメンテナンスは重要です。

結構疎かにされているようですが、本来ならば車検ごとくらいのペースでATの各種プレッシャーの点検及び調整をするべきでしょうね。

それをすることにより大幅に寿命が伸びると思います。

ATのメンテナンスと言えばATFとフィルターの交換くらいで、他には何も出来ないとしか思われていないようです。


W124 バックギアで引っ掛かる。


結果ピストンも削れてしまい、本体のケーシングにもダメージがありました。

この辺のパーツは新品があったとしてもとんでもなく高価なので、中古ストックから拝借することにしました。

 

しかし、ATのメカニズムってどんな人がどんな発想で思い付いたのでしょうか。

中身を開ける度に関心します。とんでもない発明だと思います。

特にメルセデスのAT(最近のモノは知りません)はコンパクトで本当に良く出来ている上にメンテナンス性が良いです。

 

※多忙につき冷やかしのお問い合わせはご遠慮くださいませ。


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