
ドイツで見つけた中古のペダル・アッセンブリー。配管がかなりワイルドに曲げられています。
接続部のフレアナットを舐めてしまって諦めた様子。典型的な素人仕事です。
新品はストレートな一本モノのパイプ。自分でベンダーで曲げないといけません。

マスター・シリンダーを外して、

全バラでクリーニングします。

ここはブレーキのマスター・シリンダーのピボット部のブッシュです。特に磨耗は見られませんが交換です。

ブレーキ・ペダルのピボット部のブッシュも同じく交換です。

クラッチ・ペダルも同様に。

クラッチ・ペダルのリターン・スプリング兼ハイト・アジャスターのピボット部。楕円に磨耗しています。部品をオーダーします。

カラーとロック・リングも新品に交換。

クラッチ・ペダルのパッドは次の便にて到着予定。
ペダル等の操作系は直接身体が感じる部分なのでこういう作業は欠かせません。
結構なガタを感じていても実際に計測すると数値では大したものではなかったという経験が有ると思います。
人間の感覚はコンマ数ミリのガタでも感知するようにできています。
操作系のガタは不快なだけでなく、車がボロに感じます。
こういう部分をきっちりやると「メルセデスの形をしたボロ」に「メルセデス・ベンツのタッチ」を与えてあげることができます。
地味な上に手間がかかることですが、こういう部分も手を抜かずに拘りたいものです。
Virage development
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