25日のプロ野球ドラフト会議で上位指名が予想される大学生、社会人を探った。
大学生投手に高評価の選手が多い。その中で右腕の東浜巨(亜大)に注目が集まる。東都大学リーグでは歴代4位タイの35勝、最多の22完封をマークした。巧みな投球術で、即戦力としての呼び声が高い。
昨年日本ハムの1位指名を拒否して浪人生活を選んだ菅野智之(東海大)は、今季公式戦に登板できなかったブランクが気になるところ。既に巨人が1位指名を決めている。意中の球団以外が交渉権を得た場合は、渡米する可能性もある。
このほか、福谷浩司(慶大)三嶋一輝(法大)則本昂大(三重中京大)が150キロ台の直球で勝負する。
左腕では、昨年のワールドカップで日本代表を経験した川満寛弥(九州共立大)や松葉貴大(大体大)が評価を集める。
野手では捕手の伏見寅威(東海大)が強肩強打を誇り、白崎浩之(駒大)はパンチ力のある遊撃手だ。外野手の古本武尊(龍谷大)はスイングが鋭く、守備も堅い。
社会人では右腕の井納翔一(NTT東日本)が、190センチ近い長身から投げる直球に力がある。増田達至(NTT西日本)は右からの直球、変化球とも質が高い。捕手の小豆畑真也(西濃運輸)は守備が安定している。