レッドソックス5-1ロイヤルズ(27日、ボストン)
レッドソックスの松坂大輔投手が、今季6度目の登板で初勝利(3敗)。477日ぶりとなる復活勝利を振り返った。
――復活勝利を挙げた心境は
「始め6月に復帰した時に、なかなか上手く投げることができなかったので。今季中は今日のような投球は、もしかしたらできないかもしれないと思いながらやってましたけど。ここで投げる前のマイナーの2試合はいい状態だったので、それを出せれば何とかなると思いました」
――前回、最後のああいう結果に終わって、DL(故障者リスト)に入って、ひじはダメなんじゃないかと思った瞬間は
「7月にまたDL入って、確かに言われるように、自分でも予想しなかったことなんで、少し落ち込みましたけど。ひじが痛くなったりしたわけではないので、それは安心できる材料だと思ってました。今季は自分で手応えを感じることのできる投球ができる可能性は少ない、低いんじゃないかと思っていたんで。今日の投球自体は評価できると思いますし。体の状態は手術前よりいい感覚は自分の中であるので、6月よりは自分の体に自信を持って試合に臨めたと思います」
――残りの6週間はどれだけ大事か
「日本でもFAの年は経験したことがないので、何ともいえないですけど。FAのことはシーズンが終わってから考えることなのかと思いますし。今はプレーオフに向けて、最後まで諦めないで戦いたいですし、今はチームが勝つために自分が何ができるかしか考えてないです」
――トミー・ジョン手術(ひじの腱移植手術)を受けると力強くなると言われますが、どうでしょうか
「それはよく言われることで、手術を受けて1年後は、自分が想像しているよりもPい状態になっているだろうと、周りには言われてますけど。確かに良くはなってきましたけど、本当に自分が満足できる状態になるには、来年以降かもしれないですね。チームメイトの田沢の姿を見ていても、時間が経てば経つほど状態に違いが出てくると、彼を見てると思います」